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2019年5月③:『ラジオの魂』『漂うままに島に着き』『もっと負ける技術』

久しぶりに巨大書店に行き、自分の理解の範疇も興味の範囲も超えた情報量にくらくらする。と同時に、これだよこれこれ、と思う。

◆小島慶子『ラジオの魂』(河出書房新社、2011年)

読み終わった。著者のまっすぐに向き合う姿勢はあまりに濃密で、万人に受け入れられるとは言えないかもしれない。でもだからこそ深く愛され、注目される番組ができあがったのだと納得。

◆内澤旬子『漂うままに島に着き』(朝日新聞出版、2016年)

まだ冒頭で、小豆島に辿り着いてもいない。でもすでに気持ちがもっていかれそうだ。特に東京に対する思いのくだり。私も共感できる年頃になってきたからかもしれない。没入しすぎて「島に移住だぜ☆」とか言い出さないようにしよう。

◆カレー沢薫『もっと負ける技術 カレー沢薫の日常と退廃』(講談社文庫、2016年)

カレー沢欲が止まらない。普段はそれなりに意識している「シリーズは文庫か単行本かどちらかに統一」ということもあっさり破り、手近なものを買ったら1冊目は単行本、2冊目は文庫になった。でもそれでもいいのだ。とにかく私の波長にぴったりだ。おかげでこれからも下を向いて生きていけるだろう。まだちょっとしか読んでないけど。

都会のブックオフでナンシー関の文庫を買ったけれど、もしかしたらもう持ってる本だったかもしれない。自分にがっかりするのが怖くてまだ確かめられていない。はあ。


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