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2019年6月①:『もっと負ける技術』『漂うままに島に着き』

「カレー沢薫がさぁ」「カレー沢薫って」「カレー沢薫」「カレーカレー」と言い過ぎて、夫になんだこいつ、みたいな目で見られている。

◆カレー沢薫『もっと負ける技術 カレー沢薫の日常と退廃』(講談社文庫、2016年)

他の本をすべてストップして一心不乱に読んでしまった。単行本の文庫化かと思っていたけれど文庫オリジナルだった。『負ける技術』とは連載の媒体が違うということで切り口切れ味も少し違うのだけれど、それでも相変わらず中毒性は高い。サイン会とペンネームのところが好きだ。暴力先生が忘れられない。

◆内澤旬子『漂うままに島に着き』(朝日新聞出版、2016年)

引っ越し先を決め、引っ越し業者を決め、車を買い、東京を脱したあたりまで読んだ。イラストと紙の色合い・質感も相まって、読んでいると島の雰囲気が伝わってくるような気がする。小豆島の生活はどんなものだろう。離島に住むなんていうアクロバティックなことは今の私にはどう頑張っても無理だけど、こうやって本を読んでいるとちょっとだけトリップできるような感じがいい。

久しぶりに図書館に行くようになり、軽い図書館ブームが再来している。久しぶりに行くと新しい蔵書がぐっと増えていてうれしい。


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