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#31 新しい自分になる

こんにちは。sacaikumiです。

この「考える」マガジンでは、私が関心を持ったトピックを幅広いテーマで自由に書いています。

2019年に独立してから自分の考え事を文章としてアウトプットする習慣を付けていたのですが、なんと1年以上も新しい記事を書く手を止めてしまっていました。

2020年以前とそれ以降で変わったこととしては、20年まではフリーランスとしての新しい自分を確立しつつ、どちらかというとそれまでに無自覚で積み上げてきた自分自身の輪郭や在り方をしっかり自分自身で「知り直す」ための時間だった。その一方で2021年は、これまでに築いた自分自身を「壊して作り直す」ような感覚で過ごしていました。

30歳を迎えたわたしが31歳になるまでに、どんなふうに自分の心をアップデートさせていったかを、覚え書きも兼ねて綴っておくことにしました。

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1. 一人で作る幸せな世界からの脱却

2019年5月にフリーランスとして独立してから丸2年経ち、すっかり生活は安定して、特に大きな悩みごともなく、これ以上なにを求めて・そしてそれを頑張るエネルギーに変えていけば良いのだろう?と若干迷子になりかけていたのが2021年初頭。

イギリスに来たにも関わらず次のステージが見えない、何をどう変えていけばいいか分からないもやもやした時間が1年以上続いていました。いままでに努力してきた貯金(のような知識や経験)を使って仕事は頂けているけど、そろそろまた成長しないと枯れてしまうと焦りつつ、本質的な道筋が見えていなかったんです。フリーランスのデメリットのひとつは上司がいないことでこういう時に誰に相談したら良いか分からないことだなぁとしみじみ感じていました。

ときに道を間違えたり、転んだり、寝込んだり、たくさん回り道をして(長くなるので割愛)、ようやく出た私の次の課題は、わたしの周りにいる人たちと協力し合って、それぞれの特技を使って、お互いがもっと幸せになれる世界を構築すること。

それはプライベートもお仕事も関係なくいえること。

例えばお仕事。これまでは、私のところには私一人で完結出来るような仕事しか来ていなかったこともあり、私が依頼主になることってそんなに沢山はなかったんです。でも最近は私がもう少しプロジェクトに踏み込ませて貰って、自分で一緒に働きたい人を探し出して提案してみたり、全く違う能力を持った友達と一緒にクライアントのいないプライベートワークを立ち上げたりするようになりました。

それにより、他の人が作ったものを見る目も変わりました。今まではプロジェクトの一番上に立つ個人のみに意識が向いていたものが、今では「このチームは素晴らしい」と、集合体に目がいく様になったんです。私がこの先、自分一人ではまかないきれない仕事を経験するための第一歩が歩み出せたことは大きな心の成長でした。

チームで同じ方向をみて、良いものや世界を作り上げるために切磋琢磨する経験をこれから少しずつ積み重ねていくのが楽しみです。

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2. 孤独を受け入れる覚悟

同時に、1とほぼ真逆のテーマにも向き合っていました。

ここ3年くらいの間で私が自分の価値観をどんどんアップデートしていった結果、自分の心がそれ以前とは桁違いに満たされたんです。自分で自分の暮らしを幸せにするのが凄く上手になったことは自分でも凄く誇らしくて、多分当時の自分はそんな功績を誰かに讃えてほしかったのだと思う。

けれど、パワーアップした自分に待ち受けていたのは、寧ろ全然共感されない、周りに共感もできない現実。

価値観を変える=自分に合わない大多数派の意見は手放してしまう

というやり方で進めていったので、当然っちゃ当然なのですが、凄く孤独になり、その結果新しい自分を表に出すのが怖くなってしまったんですね。たぶん、心の内側がいちばんダイレクトに表現されているこのnoteを1年以上更新出来なかった理由のひとつはそこにあったのだと思います。

今の自分が当然と思う価値観を表に出していくとどんどん人が離れて行ってしまうのではないか、という恐れを手放すのに凄く時間がかかりました。

もやもやとした時間を打破するきっかけになったのは、年末に日本に一時帰国して、私がずっと尊敬している、お世話になっている経営者さんに会いに行ったときのこと。

そここそがさかいちゃんの強さだと私の守り抜いて来た本質を褒めて下さったんです。
改めて凄い方のそばに居させて頂いていると思ったのと同時に、孤独を受け入れる覚悟ができたきっかけでした。

もう一つは、11月に私の高校時代の友人が作ったコミュニティに入ったこと。彼女は、有難いことにちょうど同じタイミングで同じ悩みを抱えていて、打破するためにどうやって考えを進めていったか逐一言葉にしていってくれたんです。この時間も急速に孤独を癒す・孤独という言葉の意味を見直すきっかけになりました。

今は、一人でいる時間が孤独なのではなく、むしろ自分自身で自分の決めた価値を信じきれず、自分を疑ってしまう状態こそが孤独と思っています。

自分で自分のことを信じきることさえ出来ればどこで誰と居るかということには左右されない人生を歩める、という気付きが重たい霧をざっと晴らしてくれました。

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2021年にずっとこもって向き合ってきた心の課題、言語化出来ない混沌とした時間がずいぶんと長かったので、トンネルを抜けた最近はエネルギッシュに日々を過ごしています。

おそらく今年は、2021年の思考の積み上げを試してゆく年になると確信しています。
それは凄く、すごく楽しみなこと!

今後はまた不定期的にnoteにも心の変化を綴っていこうと思っていますので、また読んでいただけたら嬉しいです。

最後まで読んでくださり、
有難うございました。


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