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株式会社アルゴ式の代表取締役になりました

はじめに

どうも sak です。
この度はアルゴ式の法人化に伴い代表取締役となりました。社長です。この記事では、アルゴ式法人化に伴うよしなしごとを私感マシマシで書きたいと思います。乱文ですがよろしくお願いいたします。

なお、共同創業者の2人に関してもそれぞれ記事を同時公開しているので是非お読みください。

事業について

アルゴ式を作る意義

自分の考え方は過去記事の通りです。
生まれや家庭環境(同情を誘いたいわけじゃないのでここでは語らないけど)はともかく、周囲が教育を受けさせることに理解があり、自分の数学に対する興味の芽を摘まなかったという観点で環境に恵まれた側の人間だからこそ自分にはアルゴ式という形態で社会に還元する責務があると考えています。

どうしてfor customer ではないのか

当然の話ですが、事業が存続するにはキャッシュフローが成立しなければいけません。ましてやアルゴ式はスタートアップという形態をとっているわけなので、出資という形で協力してくださる方々の納得のいくような将来像を描く必要があります。
個人を相手に商売する場合、プログラミング学習というとんでもないレッドオーシャンの中で戦う必要があり、そこでは後発はなんらかの魅力を持って参入しないといけません。ただ、そこではコンテンツのクオリティの高さは求心力として弱く、逆に「学ぶとお金や仕事に結びつく」というイメージが湧きやすい一種の職業訓練がウケている様子です。
自分達が提供できる「すぐにはお金にならないが技術の引き出しが増えて複利的に効いてくるもの」は間違いなく役に立つが、定量的に有用性を示すことは「競プロは業務の役に立つか」の答えを出すことくらい難しいです。それなりのアプローチは思いついているのですが、そもそも市場を形成する層が求めるのは「目の前のお金を掴む方法」なので、役に立つことをただ示すだけではスケールはしないだろう、という感覚もあります。
今、他のBtoCサービスと同様の展開をするのは誰も幸せにできないしそもそも勝てない、ということで別の方向性を探る判断を取りました。 

アルゴ式(beta)がしばらく無料なのはなぜか

これには2つ理由があり、そのうちの1つは、現在のアルゴ式がお金を払ってまで使ってもらえるだけの体験を十分に提供できないと僕が考えているから、というものです。現状でも無料なのが不思議と言っていただけるのは嬉しいですが、これから今の100倍はすごいものになるので楽しみにしていてください。
2つ目については事業に大きく関わってくる内容なので、順調にいけば2年後くらいにお話できるかなと思います。

法人化について

GA technologies を退職しました

新卒から勤めておりました株式会社GA technologiesを2月末に退職しました。もともと昨年7月から特例で週2.5日ペースで働かせてもらっており、法人化のタイミングで本格的に退職した、という流れです。


前職ではAISCという研究開発にまつわる部署に所属していたのですが、単独で現場に入り込んで要望を汲み取りながらフルスクラッチでシステムを開発する、という少し特殊な働き方をしていました。
働き方に関して不満はなく、技術選定から社内プロジェクトの進め方まである程度自由にさせていただけたこと、いわゆる研究開発にとどまらないビジネス全体を俯瞰できるような立ち回りで働かせていただいたことを含め多くのことに非常に感謝しています。社長にも頑張ってこいよと励ましていただけ気持ちよく退職できました。自分はわざわざ退職を「卒業」と言い換えるのに少し違和感を覚える人間なのですが、いざここまで気持ちよく見送ってもらえると「ああこれが卒業なんだな」という気持ちになりました。
とはいえ有休消化期間には上司とすでに2回飲みに行ったり、別の先輩の追い出し会にお邪魔したり(なんで?)、こんなに顔を出して迷惑なんじゃと思うくらいには色々親密にしてもらっています。今後とも仲良くしていただけると嬉しいです。

代表になってみて

正直なことを言うとアルゴ式を始めた時点では代表なんてやりたくなかったです。もともとバックグラウンド的にコンテンツや体験をデザインすることを生業としてきた人間で、高校生の頃から様々な創作を通してその腕を磨いてきたので、自分の価値を活かせるところはまさにコンテンツ制作の部分だからだと思っていたからです。
でも色々な人と話をしているうちに、ビジョンに対して大きく熱意を持てることも才能なんだということが段々わかってきて、これも自分にしかできない仕事なんだなと思って腹落ちしました。今はけんちょんさんと一緒にやれることになったおかげで、コンテンツに関して本当に安心して背中を任せられています。
今思うと学生の頃からサークル代表をつとめたりコミケに参加するためのサークル立ち上げたり、もともと新しいプロジェクトを立ち上げて引っ張るのが生きがいみたいな人間なのでこれで噛み合っているのかもしれません(言ってることがなんとなく学生の就活のガクチカみたいですね)

最後に

表とほぼ同じ内容になりますが…
自分は本当に人に恵まれてここまで来ています、皆さんいつもありがとうございます。
これからもアルゴ式をよろしくお願いいたします。

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