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株式会社GA Technologiesの退職をやめました

この度、株式会社GA Technologiesを退職しませんでした。当初はやりたいことに専念するために月末に退職する予定だったのですが、チームメンバーや役員をはじめとした様々な方に相談した結果、2021年7月より週2.5日出勤の時短社員として働かせていただくことになりました。
(先に断りを入れると、話し合いをした結果退職より望ましい選択肢をいただいたためそちらを選んだ次第です。入社してまだ間もないにもかかわらず、柔軟な対応をしていただいたことに感謝しております。)

どういう会社なのか

GA Technologiesは不動産業界でDXに取り組んでいる会社です。
不動産業界は本当にびっくりするくらいアナログで、色々なところに非効率的な業務が潜んでいます。例えば物件を顧客にお見せするときは販売図面というものを使うのですが、この紙(pdf)媒体で記されている情報はデータベースで正確に管理されていません。他にも顧客に販売図面をお見せするために販売図面下部の会社情報を自社のものに置き換える作業(帯替え)があるんですけれども、「印刷→該当箇所の上に自社情報(紙)を乗せる→スキャン→印刷」という手順を踏むのが昔ながらのメジャーな方法になっています。
実は学生時代に不動産でバイトしていたことがあるんですけれど、業務内容が本当にびっくりするくらいアナログで、これ絶対何とかした方がいいよなと感じていたところにお声がけいただいたことをきっかけに入社しました。

どういう仕事をしている(た)のか

AI Strategy Center(AISC)という部署で研究開発をしています。
2020年4月に入社してから現在まで以下の業務に携わっています。
- 販売図面の自動読み取り / 修正 + 読み取った情報を手動修正するためのアプリケーション(プロトタイプ)の作成
- 帯替え自動化botの開発 / 保守運用
テーマの設定と営業以外はほぼ全部自分の手で進めました。
上場企業とは思えないほどの裁量権。

(これは関係のない話なんですけど、少し前に部署名の「Strategy」の意味を上司に伺ったところ、「AIって言葉に踊らされずにちゃんと技術選定をする意思の表れやで」とのことでした。「AIという単語を入れること」と「技術者としての意識」が共存されていることに気がついて膝を打ちました。)

何があったのか

たまたま人生の節目が重なりました。
実は昔から大学を卒業したら自分のスキルを活かして独立したいと考えていたのですが、大学卒業時点で安定を取りたい理由があったのでGA Technologiesに就職しました。入社して1年ほどが経ち、安定を取りたい理由がなくなったためチャレンジしたくなった、というのが動機です。
職場に関して一切の不満はありません。

これからについて

上の項目で書いた通り、自分のバックグラウンドやスキルを活かして「学びの環境の格差に気がつく/なくすことのできる数理科学の学習コンテンツ」の作成に取り組んでいます。名前は「アルゴ式」です。幸いなことに様々な方がビジョンに共感していただき、現在はけんちょんさん らとプロジェクトを着々と進めております。
アプリケーションのベータ版を今週末8/1に公開予定なので、公開された際は是非一度触っていただけると幸いです!(twitterアカウントです→@algo_method)

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宣伝(うちの部署の紹介)

・チームメンバーのバックグラウンドが本当に様々です。情報系出身じゃない人も沢山いますし、そもそも大学や大学院を卒業していない人もいます(僕とか)。1/3は他国籍で、1/3は関西人です。上司曰く「関西人意図的に取ってるわけちゃうのになんでやろうなあ」とのことです。
・裁量がとんでもなく大きいです。新卒はBootcampと呼ばれる研修を卒業すると「販売図面の情報を自動でデータベースに保存できるやつ作ってください」くらいの粒度の課題が渡されます。技術選定から始まって、現場(必要としている人)へのヒアリングやPoCのためのプロトタイプ制作(DBの設計からフロントエンドまで)など、全て自分の手で行う必要があります。(自分の場合は営業まで携わって、取引先でプロトタイプの説明を行いました。)技術だけではなく、ビジネスのことまで考えながら働く能力が身につきます。
・全員が気さくで、本当に技術系の部署なのかと疑うレベルです。 (僕がそう感じているくらいには気さくです笑) それと上下の壁がいい意味で感じられません。敬意を持った上で全員が対等に働いているように感じます。
・多様性が様々なところで尊重されています。指定された席で働く必要はないし(他部署の同期の横で仕事してたり自由にやりすぎたら流石に怒られました)、基本的にアイデアが否定されることもないし、働く時間帯も。今回僕が時短社員になったのも「あなたの今後のキャリアと時代の動向を踏まえて」という上司の意向があったからこそ実現したものです。

この結論を出すまでに社内社外の様々な方からたくさんの応援の言葉、手厳しい言葉をいただきましたが、いただいた恩を返せるように頑張って。
この記事を読んでGA Technologiesに興味を持った方がいらっしゃったら是非会社のホームページを訪れてみてください。不明点疑問点などがあれば、 僕のTwitterアカウント まで遠慮なくどうぞ(DM解放しています!)

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