見出し画像

#今日の採用サイト_セルソース株式会社の採用サイト

セルソース株式会社の採用サイト。奥深い緑みがかった青色のコーポレートカラーをベースにした鮮やかでかつ柔らかいタッチの色合いは見る者を引き込ませる。まるでそれは新しく癒やされた(決してスピリチュアルではなく)未来の人間生活を表しているようだと感じた。医療では治癒を目的としているのでそれもそのはず。
とはいえこれは採用サイト。採用サイトで癒やしは必要ないが、このカラーをベースにすることで見る者を一度雑念を振り払う効果があるのではないだろうか。もちろんコーポレートカラーだからと言えばそこまでだが、そのコーポレートカラーとベースのホワイトをどのように対比させるかは伝えるメッセージ次第で往々にして変わる。初見であるファーストビューでこの効果をもって雑念を払わせる効果は大きいのではないか。

ページ構成としては

https://note.cellsource.co.jp/n/nb97bf285d733

の記事でも紹介されているように、カスタマージャーニーマップを会社・制作会社とともに考え、どちらかに偏重すること無くお互いが「考え尽くすこと」で戦略的に深く、そして無駄を省きながらも読み込むことで、そのような心理状態になっていくか、緻密な情報設計を元に読みやすく展開している。経営理念パーパスのページやカルチャーのページがまさにそれだ。
「求職者が知ってもらえたらメリットを感じるものとなる(と想定した)」情報量が多いゆえこれを端的にまとめるのは至難の業だったかもしれない。noteにも記載があるので、相当なものだったのであろう・

ただ、個人的には惜しい部分が1つあると考える。
「CellSource HR Balance」という考え方の「U」の字型の図解。これ自体は非常に素晴らしいものであるが、これが下層ページのみでの展開になっているのが個人的には惜しい。もしこれがTOPページのコンテンツバナーに存在していたらどうだろう?と考えた。
採用サイトの目的は「求職者のあなたに来て欲しい」というサイトであるのと同時に求職者が「自分にとってどのようなメリットがある会社だろうか」とさがすサイトでもある。
その求職者の立場に立ってもしこの図解がトップにあったら、間違いなくクリックするのではないだろうか。私達は「CellSource HR Balance」をベースに働くあなたの成長に対して向き合います→詳しくはこのページでお話しします、といった流れで展開していけば、求職者の納得度はもっと高くなるのではないかと思う。あくまでも私見であるが。
(ちなみにUの字型にしているけどセルソースの『C』の形にしなかったのはなぜなのだろう?)

あとは、ちょっと理念が前面に出すぎている印象を受ける。求職者が理念やビジョンを受け止めるのは最後のあたりになる傾向がある。しかし会社側は最初に理念やビジョンを伝えたくなる傾向が強い。
このパラドックスは解消されないものなのかな。

「採用サイトポータル」に採用サイトを100サイト以上掲載してます

採用サイト制作・デザインの参考に!国内の良質な採用サイト事例を一覧化した「採用サイトの参考辞典」です。
デザインだけでなくコンテンツ・作り方・インタビュー内容等の参考にぜひお役立てください。


貴社の「採用サイト」を診断してみませんか?

・採用サイトを作っているのに応募が来ない
・入社辞退が多い
・入社しても離職率が高い
・求人広告だけではダメなのか

などでお困りの人事採用ご担当の方、
「採用サイト1on1診断」をやってみませんか?

詳しくはこちら▼


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?