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#今日の採用サイト_福井大学職員採用サイト

福井大学職員採用サイト。まず驚くのが、これが国立大学のサイト?と思わせるファーストビューと黒とオレンジを基調とした斬新なカラーリング。「大学の未来へ、挑む」のキャッチコピーにもある通り、非常に熱い想いを持った人材を求めているところが伝わる。こういった訴求をすることで、求職者に対して他の大学・学校職員とは何かが違うのだろうと思わせる戦略を取っていると見られる。それはそれで良いと思う。

実際のサイトの中身はコンテンツ多めで詳しく展開している。各職種紹介ですぐに実際に働いている先輩の声にアクセスできたり、一部ではあるが1日の流れをすぐにアクセスできるのは非常にスムーズな展開。こういった機関では筆記による就職試験もあるためそういった事前説明会もオンラインで行い、かつお知らせも頻繁に掲出しているのは良い取り組み。オウンドメディアの基本は発信だから。

個人的に気になるのは前述したカラーリングと一貫性。大学職員募集なので運営母体はやはり学校。その学校のイメージ全体を表す色が黒ベースになるとどうも心象にひっかかる。
マーケティングやクリエイティブ、アパレル、工場、ハイエンドサービスなどでは黒は歓迎されることも多い。上質なサービスやクールなイメージ、入色なものを混ぜ込んだ色としての表現、自社は黒子としての存在意義を示す、そもそも扱っている商材自体が黒っぽいなどから黒が歓迎される。

しかし学校のような公的機関の場合、透明性が求められる。そこに黒のイメージを当て込むのは厳しい可能性もあるのでは。現に、大学などの公式サイトの大半が白ベースのサイトになっているのは学校としてのクリーンなイメージを表すためだ。

もちろん、炎のような熱い想いをイメージしたのは重々わかる。しかし白や他の色ベースでそれは展開できなかったか?TOPページでは熱い想いを訴求しているけど、中身のコンテンツは割と普通の温度感の展開。その温度差の一貫性も含めて黒ベースが正解なのかは気になるところ。とはいえ、おそらく本日時点で2年以上はこのデザインであったと記憶している。なので一定数の効果があるのではないかとも推測される。

まさしく正解がない、最適解ゆえのデザインかもしれない。その例としてストックしておきたい。

https://recruit-officework.ad.u-fukui.ac.jp/


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