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なぜ、企業は今ポッドキャストを始めるべきなのか

こんにちは。合同会社サン-リブ社員の堀内崇です。ラジクリ!音声ポッドキャスト配信ディレクター兼LPwebディレクターを務めています。

Adobeのコラムに掲載されているオトナルの八木さんの寄稿記事「企業がポッドキャスト配信をする意味 —音声アプリとの違いやファンの多い番組の作り方—」を拝読しました。

この記事を元に私の考えを書きます。

企業はいち早く、音声市場に参入すべし

結論から言うとタイトル通り、企業はいち早く音声市場に参入すべきだと考えます。
いろいろ理由はあるけど最も大きな理由は「10年ほど前にのSNSの流れと同じ」と「先行者利益」の2点です。

・10年ほど前にのSNSの流れと同じ

10年ほど前、Facebookが急速に浸透し始めました。それまでmixiやtwitterなど匿名SNSが当たり前のところに、震災後から急速に実名推奨のSNSが登場し、一気に伝播しました。

ただこの時期は、企業がまともにfacebookを運用していたのは、伊藤ハムやスターバックス、シャープなどぐらいでまだ少数でした。

FacebookやInstagram、Tiktokなどの各種SNSが現れてきましたし、そもそもブログの文化も含めて、海外で浸透してきた文化が紹介により”輸入”された形で紹介され、何かの拍子で爆発的に浸透するという現象が起こっています。

これは現在の音声プラットフォームも同じ流れを汲むと容易に想像できます。

・先行者利益

…となればその市場に先に入ってきたものが有利というのはなんとなくでもわかっていただけると思います。市場はすでにあるものの、参入している企業が少なければ当然そこはブルーオーシャンになります。
YouTubeなどの動画市場がすでに飽和状態のレッドオーシャンであることから考えても今こそ音声市場に参入するチャンスではないでしょうか


何の目的で音声を始めるの?

断言しましょう、スバリ「集客・営業」です!
もう少し細分化すると実サービスへの依頼目的であったり、採用であったり、顧客とのエンゲージメントも機能しますが、ひっくるめて言うとすべて集客・営業です。

趣味で音声をしているなら別にそれで構いませんが、ビジネス目的の場合はすべて営業行為のひとつです。したがって、変な内容の発信であったり、事業と関係ないことばかり発信しても受け手はすべて「?」となってしまいます。

たとえば、有名な雑貨店サイト「北欧、暮らしの道具店」もこんな音声番組を配信しているのはご存知でしょうか


一見、北欧、暮らしの道具店の内容と関係無さそうですが、実はターゲット層がピッタリなのです。
この番組は暮らしの中に癒やし(というか脱力)する瞬間をラジオとともに過ごしてみましょうというコンセプト。しかも同世代(40代女性)のちょっとゆるーい感じで話すと「そうそう!」という感じで共感されるんです。

ちなみに84話目は忍成修吾さんがゲストですと!(40代ですなぁ〜)

直接「北欧、暮らしの道具店」の購買につながるかどうかは未知数ですが、少なくとも「北欧、暮らしの道具店」は知ってもらい、なにか買いたい物があったらまずは「北欧、暮らしの道具店」のサイトを見てみる…。

これも、最終的には集客につながっていますよね。広告じゃないんので即効性は出ないけど、じわりじわりとファンが増えてピンときたらいの一番に買う…

これはまさしくオウンドメディアの売り方!

なのです。
もっとも「北欧、暮らしの道具店」はクラシコムのオウンドメディア(EC付き)ですからねぇ。オウンドメディアに音声が付属した…という方が正解かもですね。

実際に結果が出始めている


おいおい、そんなこと言っているけどラジクリ!サービスではどうなのよ?とツッコまれそうですが、すでに実績が出始めています。

音声配信をしたら確実にSEO対策になる

昨年末にnoteにこんな記事を書いていました。

要は音声配信をしたらSEO対策になるかもよ、ということを書いたのですが、

音声×SNSのクロスメディアをすればSEOに非常に効果的

だということが証明されたことをお伝えします。

検索結果はこれ▼

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昨年末のnoteに貼り付けた検索結果のスクショ画像がこちら。
1位〜10位まで独占しているのは言わずもがなですが、Himalayaによるマルチ配信およびSNSがすごく効いている状態です。

で、6月9日に再度検索してみました。下記の通り。(合成画像ではなくてごめんなさい)

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1位 Himalaya
2位 Listen Notes
3位 Apple Podcast
4位 ポッドキャストランキング
5位 Spotify
6位 Spotify
7位 Google Podcast
8位 Twitter
9位 自社サイト

という結果で、リスティング広告Google検索1ページ目完全独占!

中野秀俊さんの「社長の人生を変える法律相談所」はこの通り

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1位 Himalaya
2位 Listen Notes
3位 Apple Podcast
4位 Twitter
5位 note

残念ながらページ独占まではいっていないものの、1位〜5位まで独占。
(Spotify・Google Podcastが上がってくればまた変わりそうですが)

大マジでListen Notesさんの存在はありがたい。

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Listen Notesさんのことは後々語るとしまして。

音声×SNSクロスメディアを30分の仕組みで検索上位に


これが結論。
音声×SNSクロスメディアを30分の仕組みで検索上位になるということ。検索対策の手段ではありますが、

・音声はポッドキャストマルチ配信プラットフォーム使用(Voicyなら単独でもよさそう)
・Twitter・noteに配信を掲載(今この2つのSNSが検索に強い)

が検索→集客対策としては効果的であると言える。
ただし、誘導導線が明確になっていることが前提ですが。

これらは仕組みさえ整えば、1回の発信が正味30分で可能。
現に近森さんも中野さんも1日30分以上もかけていなく、
音声に30分以上かけるのは私との収録のときだけです。

1日30分以内で検索対策がバッチリ整うのは、やれSEOだーと叫んでいる人たちにとってはお望みのことのはずでは…と。
発信を活用して集客したい企業にとっては何も関連性が無さそうな使い方をしているInstagramつけるよりも、まして下手に更新もしない「ホームページ」を立ち上げるよりも、某SNSみたいに「踊ってみた」ばかりするよりも

音声×Twitter・noteのほうがよっぽど効果的!

ということでした。

ラジクリ!でセミナー依頼された事例を紹介


実際の事例についてすでに実績があります。

近森満さんの「DX企画書のネタ帳」の事例を紹介しますと、
九州のDX推進担当の方がこの番組の配信を聴いて「あの話、セミナーで話してもらえなませんか?」という依頼があり、4月にオンラインセミナーを開催しました。

https://fitco.connpass.com/event/209238/

こういった形で、

音声を聴いた→あの話、もう一度詳しく聴かせて欲しい→問い合わせ

となる。これぞ集客といわずなんと言いましょうか!
当の本人は毎日コツコツと関心が高いDXについて自分が話したいことを止めることなく話している感じで苦痛さはまったくないのですから、これほどよい営業行為は無いですよね。

不況になるのに爆上がり?音声広告における国内市場


さらに、広告市場についてもお話しさせていただきます。

古今東西、「不況になると、広告費を真っ先に削る」とよく言われています。過去にも、リーマンショック後の頃は駅の広告とかが一気に消えました。今も駅単位で広告が消えつつありますよね。振り返って今、このコロナ禍によりGDPが大幅に下がったこともあって今後不況になるのは必至かと考えます。

不況になると真っ先に削られるのは広告費です。経営者も広告にかけるお金より目の前の収益のために広告費がムダだと思うんですよね。

というのも、広告の費用対効果がちゃんと算出されていないから。
結論を言うと、広告の費用対効果を考えずに「必要だから」とかいうわけのわからない理由でムダに広告費だけをかけている企業が多すぎたんです。

ただ、音声による広告はこれから急伸するといわれています。

私もよく聴いているSpotify。Spotifyを聴いているユーザーは200万人いると推定されています。エビデンスは下記

グラフの引用が不可でしたのでテキストで説明すると、

定額制音楽配信サービスの利用者数は2021年末に2590万人に上ると予想されている。
4409名のアンケートによればSpotifyのユーザーは409名(およそ9%)というデータが算出された。
ちなみに定額制音楽配信サービス利用者数トップはAmazonのPrime Music、Spotifyは2位で、3位にApple Music、4位 LINE MUSICと続く。

アンケートは2020年11月実施されたもので、2019年末の利用者数2160万人に当てはめたとしても

194.4万人! 世田谷区2つ分に匹敵する人口のパイなのです!

音声広告市場の今後の予想推移としても下記のように出ていまして

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出典:デジタルインファクト

デジタル音声広告の市場規模は2020年に16億円、2025年には420億円になるとの予想ということで

なんと26倍!!

不況になっていくと予想されているのに、不況なんてどこ吹く風?爆上がり必至の音声市場という状況なのです。

さらに、音声広告はブランド認知力を上げます。
元に、アメリカMidrollがニールセンを通じて行った調査ではポッドキャスト広告はディスプレイ広告と比べてブランド認知が4.4倍高くなるとのデータも出ています。
ソースはこちら▼

なにより、Spotifyは聴いていてもさらっと自然に広告が入ってきますよね。
この自然さもまたユーザーが広告に対しての感情をシームレスになっているようにも感じます。

これがYouTubeだと広告が入った瞬間「早よ広告終われ!」となるのと大違いだと思うのは私だけでしょうか。

広告市場が伸びるということはズバリ、人が集まるところになっているということです。

テレビCMも看板などのディスプレイ広告が頭打ちなら、人が集まるところに広告を出すほうが明らかに効率的であることは火を見るよりも明らか。

その市場に参入していくチャンスです。

人がいるところに、お金が集まる。これも古今東西、不変の真理ですから。

まとめ

このように音声は急速に人が集まっていることから市場も急伸していくと予想されています。

人が集まるところに、広告をする…というのは当たり前ですよね。人を集めたい、何かの商品やサービスを提供したい、人を採用したい…すべて呼びかける先に人がいないと成立しません。

広告にお金をかけたくない、だけど自社発信をしない・ホームページを立てるだけでは、ユーザー(見込み客)貴社のサイトに辿り着くのも至難の業です。

音声を活用することで
・音声自体に人が集まるから見つけられやすくなる
・SEO対策にもなる
・先行者利益を取れる
・しかも上記がすべて超低コストで

という恩恵が受けられます。

まだポッドキャストを始めていない企業はいますぐ始めましょう!
広告費を削減しながら広告効果が現れる…と予想されますから。

おわりに

経営者自身がしゃべりで魅力を伝えるポッドキャスト企画制作配信代行サービス「ラジクリ!」は現在ポッドキャストをつかって配信したい方をお待ちしております。
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下記記事よりどうぞ▼

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