求人は想いを伝えること(はじめての方)

想いを伝えること

求人は想いを伝えることです。どんな人に来て欲しいか?私たちはこんな感じで、働く場所はこんなに素敵なところです。と伝えることです。当然何も書いてないと伝わりません。募集要項や待遇だけでも全ては伝わらないかもしれません。しっかり一緒に働きたい人物像を明確に伝えて、じぶんたちのことも伝えてください。

都会と地方の違い

東京や大阪といった都会はもちろんですが、都道府県の県庁所在地などは、今現在は、まだ人がいるので所謂パイの取り合いができます。都会はいくらでもやれる取り組みがあり、人員を確保する方法があります。

しかし、地方は違います。例えば愛媛県の施設に訪問した際に言われたのは「堀内さんが思っている以上に人不足だよ!働く人がいないもん!」という悲痛な叫びでした。そう語った副施設長さんは昨日は家に帰れずここでお風呂入ったとか... 正直だからといって都会から愛媛に来て働きませんかと求人を出しても余程日本でここでしかやっていない取り組みや、特別な施設(最新機器導入や北欧の取り組みを導入など)でないと、わざわざ田舎に引越してまで働きたいという人はいない。

地方に関しては、いち早く外国人介護士に頼ることが得策となります。皆さんご存じの通り2025年問題や、2035年問題などいってますが近い将来働き手が足りなくなることはもう確定しています。都会・地方に限らず外国人介護士の受け入れに関しては、避けては通れない道で「まだウチは大丈夫」ではなくて「ウチはもう取り組んでいるよ」とならなければならないのです。

2020年5月現在未だに新型コロナウイルスの影響により、外国人技能実習生が日本に入国できない事態となっておりますが、これからは如何に外国人介護士を受け入れできる施設になるかが課題です。

受け入れをしている施設も増えてきているのでご存じだと思いますが、人員がカツカツになってから受け入れはできません。受け入れを始める時は教育もしないとならないし、受け入れ体制を整えないとならないので余計に負担がかかります。余力がある内に始めないとならないのです。

日本で監理組合をしているベトナム人の友人はこう言います。毎年2人受け入れをして3期続けば、法人内の受け入れ体制が完成する。万全なものになると言うのです。

日本の全ての介護施設はこれを目指さなければなりません。近い将来、外国人介護士が働きたい施設にならなければならないのです。(信頼できる監理組合の紹介、外国語の採用サイト・紹介サイト制作も承っております)


魅力はなければ作ればいい

求人対策は、如何に施設の魅力を伝えて「働きたい!」と言ってもらえるかです。しかし、中にはこれといって魅力がなくて給料も待遇も普通です。特色もありませんという施設もあると思います。

しかし、魅力は作れます。

私が関わる場合は施設の皆さんで集まって魅力探しをします。その魅力というのは、例えばこんなものです。

・給料が良い

・職員同士が仲が良い

・福利厚生が充実している

・研修制度がある

このような魅力がないところは、もっともっと深堀りして魅力を探します。よくよく話を聞くと、物凄く面倒見の良いリーダーさんがいると言う。その人をフューチャーして徹底的に紹介する。その人の存在が魅力になる。その人と働きたい!となるように設計します。

さらには、もっと魅力が欲しい。

職員が仕事を探す際に大体30分圏内となります。余程の好待遇であれば別ですが基本30分です。その同じ圏内で所謂ライバル施設があるとします。そうするとその施設で大きく謳っている待遇が自分の施設で備わってないとすると劣ってしまいます。もしかしたら比べられるとそちらに取られるかもしれません。

もしそのライバル施設が「有給休暇が取りやすい。連休でもOK」など謳っていれば、その魅力を作ればいいんです。有給休暇がいつでも取れるようにするには?どうしたら良いか?と考え実現できるようにしていきます。

それ以外にも他の施設や、他の業種ではこんな取り組みをしています。こんな福利厚生があります。と提案して取り入れ、どんな伝え方をしたら伝わるのかを考えます。残業0が実現できてそれをアピールできるようになったとしたら、誰が言いだして音頭を取ってどんな困難を乗り越え実現したのか、それにより働いている職員はどう変わったのか事細かに伝えます。もちろん視覚的にもわかりやすいように写真画像を多用します。

働いている当人たちも気付いていない魅力を発見して、魅力をつくるお手伝いをします。

魅力は作れます!




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