原点
こんにちは。
実質最後のチャンスになるのであろう24卒学生との面談に出向き二人と対面してお話をした。この時期になって就活を継続している学生の共通点はいくつかあるが、その中でも印象的に感じた共通点がこれ。
・目指すべき人に出会える気がしない
・内定はあるけれど、もう一度やり直すことに決めた
条件や環境で選ぶのが良いと感じていたが、やっぱり最後は人だなという原点に帰り就活をやり直しているという。
別件で来月出展するイベントの見学と打ち合わせを兼ねて担当のエージェントと話をしていた際に教えてくれた話がこれまた印象的で、それからずっと頭に残って離れません。
どのランクの学生も内定はある程度取れる状況になってきたことによって、選択肢(内定数)を増やすための就活にかける負担は小さくなっている一方で、どこも決定打となるものがなく、どこを選んだらいいのか?分からないという学生が増えている…との内容であった。
選択肢の数を増やせば増やす程、また別の悩みが生まれることによって決められない負のサイクルに陥る…というのは就活生に限らず世の常。逆に学生だけではなく、企業側において言えば、働く条件を整え、世の中の一般に目線を合わせて働き方を整備していくと福利厚生やらも標準化されていき結局どこがいいのか選べないというような構造にしていることがある。
一つ頭を抜いて、先行して他とは違うことをやってみることはリスクとなる。なるべく成功している事例を参考に後ろからついて回って、失敗のないように無難にしておきたいというのは個人も企業も同じだ。
こういう時であるからこそ、自分たちの原点に立ち返り何を目指していまどこに向かっているのかを話していける力が必要だと感じた。
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