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水民マガジン 夜郎自大サップ ハンド―・パワーを手に入れろ

体幹 という言葉が サップの動画などを見ていると 頻繁に出てくる
体幹って何なのだろうか?

簡単に言うと 人間の身体は 頭部と胴体 四肢(手足)から成り立っている
この 胴体が 体幹である(と思う)

最近のオサレなエクササイズの本などに よく 体幹という用語が出てくる
要するに 体幹周りの筋肉を強化することで 美しいボディを手に入れましょう ということなんでしょう
サップの動画なんかでも よく 体幹を使って とか言うのだが 具体的に どう使うのかは よくわからない
お前には リテラシーがない
そういうことなのだろうか?
ちなみに わたし デリカシーもありません

わたしなりの サップのターンにおける 体幹の使い方を 解説したいと思う

立った状態で 両腕を胸の高さに挙げ 右から左に移動させる
体幹(胴体)が動いてなければ これは 体幹の動きではなく 四肢の動きである
厳密には 体幹を使っていないわけではなく 両腕の動きを安定させるためには 体幹を使ってホールドすることが必要だ
言い方を変えると 四肢はアイソトニックの運動 体幹はアイソメトリックの運動を行っているということになる

次に 両腕を 胸の高さに挙げ そのまま 両腕が 右を向くぐらい 身体を右にひねる
両腕を動かす事なく 体幹を右から左に回転させる
すると 両腕も 右から左に移動するはずである
腕自体は動かしていないので これは体幹の運動 ということになる
しかし 腕は 胸の高さに挙げたまま 姿勢をキープしているので 筋肉は使っている
したがって 言い方を変えると 体幹でアイソトニックの運動をして 四肢でアイソメトリックの運動をしているのである
体幹を使う運動は 身体のひねり動作なので かなり腕の筋肉の負担が 軽減される
もうひとつ 身体をひねった状態というのは 
実は 不自然な状態なので カラダ的には 正面を向きたいのが 本音なのだ
そんなわけで 身体をひねった状態で力を抜くと 身体は自然に正面を向く
これが ひねり戻しパワーである

これを使うためには まず あらかじめ 身体をひねっておく必要がある これが先行動作である
先行動作にはじまる ひねり戻しが 体幹のパワーである さらに そこに四肢のパワーを加えることができる
このように 体幹からはじめて 四肢にパワーを伝えることで 四肢だけのパワーでは得られないパワーを出す事ができる

さらに 先行動作を ただひねっておくだけではなく 少しひねりを深くして 反動をつける 急激な筋肉の収縮は 伸張反射をもたらす これがハンド―パワーである
ハンド―パワーにはじまる ひねり戻しを 四肢に伝えることで 大きなパワーを得ることができる

体幹を使う というのは こういう事だと思うんだが
 
ハンド―パワー ひねり戻し それから四肢の動きに入ると 腕を動かす時点で パワーの底上げが起こって あまり力を入れている感覚がなくても ボードはビュンビュン動いてくれる

体幹を使う それは 大きなエンジンを増設することだと思う



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