vol.0155 何も取り立ててアピールすることのない会社は、基本給を上げて、年間休日を増やす以外に何か良い方法はありますか? (1/2)

採用職人の清田です。

今日のご質問は、
「何も取り立ててアピールすることのない会社は、基本給を上げて、年間休日を増やす以外に何か良い方法はありますか?」
というものです。

この質問を字面だけ受け取って回答するとなると、
えぇ、何も取り立ててアピールすることがないと、
条件を良くしないと採用は難しいですよね。

 
と聞きたくもない回答をしてしまうことになります。
 
この前置きをしたのは、
あくまで「字面だけで受け取ったら」ということを
強調したかった
からです。
 
実際のところ、
これまでご相談をいただいた企業様のお話を聴いていて、
何も取り立ててアピールすることがない企業様と
僕自身は出会ったことがありません。

 
もちろんすべての会社が同条件と言うつもりはありません。
当然アピールすることが突出している企業様もおられますし、
一見するとアピールすることが見つけづらい企業様も
おられます。
 
それでも、
まったくもって、何も取り立ててアピールすることが
ない企業様ということはないんじゃないかな?
と思います。
 
意識的に、何も取り立ててアピールすることを
作らないという方針で経営をされていたならば、
あるいは可能かもしれませんが、
たぶん、そういう企業様は世の中から必要とされる
理由すら作ることができずに、倒産の道へと進んでいき、
自然淘汰の結果、何かしらアピールすることがある
企業様だけが残っている

そういうことなんだろうと想像しています。
 
事実としてあるのは
僕は、何も取り立てることのない企業様と
出会ったことがないということです。
 
しかし、面白いことに、
自社のことを何も取り立てることのない企業だと
思い込んでいる方とは出会うことが結構あります。

 
なぜこのようなギャップが起こるかと言うと、
自分たちの中で当たり前になっていることを
突出していることと認識できないからですね。
 
陰と陽の関係です。
 
光と影は相反するもののように思うかもしれませんが、
本質は同一です。
 
光のないところに影は存在しえません。
永遠なる闇があるだけです。
 
そして弱い光の中では、
影もうすぼんやりとしています。
 
光が強烈に強くなると、
影の輪郭もはっきりと濃くなります。
 
そう、光があるからこそ影がある。
光があるからこそ影の存在を認識できる。
 
自社と違う他社があるから、
自社を認識できるのです。
 
では、実際に自社の魅力を浮き彫りにして、
アピールする内容を考えるのはどうしたらいいか?
は次回解説していきます。
 
 
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