vol.0092 そろそろ就活解禁が近づいてきましたが、リクルーターに何か学ばせておくことはありますか?(1/2)

採用職人の清田です。

今日のご質問は、
「就活直前にリクルーターに学んでもらうことは?」
というものです。

大変タイムリーなご質問ですね、
倫理憲章が事実上崩壊したので、
もう本当は就活解禁という明確な時期が
あるわけじゃないのですけどね、

やっぱり企業は合説を起点として
動くので3/1付近が就活解禁、採用解禁と
考えているのは変わっていないですよね。

採用活動が3/1~6/1くらいだとして、
活動期間は約3か月

今が2月の中旬ですから、
残り約二週間後から始まる3か月のために、
リクルーターの方々学んでもらった方が
いいことを求められています。


質問を分解したところで、
回答に入っていきます。


まず、身もふたもないような
ことを言ってしまいますが、

能力というものは、
身に付けるのに結構時間がかかるものです。

成長速度は直物が成長していく速度と
考えてもらうと、そんなにニュアンスは外れて
いないと思います。

昨日見た木が今日の朝みて劇的に
変化しているということはありませんが、
数年単位で記録を付けていると、
徐々に、そして着実に大きくなっている
それが能力の成長というものです。

そのため、
この短期間で何かの能力の習得というのは、
ちょっと現実的ではありません。


ただ、
人は短期間では何も変われないと
言っているわけではありません。

変わらないのはあくまで能力であって、
他のものは一瞬で変わるというものもあります。

一瞬で変わる代表格が
意識と行動と考え方です。


よく性格がねじ曲がっているけど能力の高い人と、
性格がすっごい良いけど能力は劣っている人、
だったら、どっちを採用すべきですか?

と聞かれることがあるのですけどね、
会社の状況によって変わりますよね。

能力は遅れの法則が働くので、
ある程度会社に体力があり、
長期にわたって成長の機会を作って
あげられるようであれば、
性格がすっごい良いけど能力は劣っている人を
採用した方がよいとお答えしますけどね、

会社に体力がない。
または、じっくり育てる余裕がない場合には、
性格がねじ曲がっていても能力の高い人を
採用すべきと言います。

性格というのは、
意識と行動と考え方のまとまり
のようなものなので、

何か強烈な出来事でもあると、
一日で劇的に変わるということも
ありえます。

つまり、意識変革させさせてあげられたら
急に即戦力になれることがあるのです。

ただね、性格がねじ曲がったままだと、
もっと条件の良いところに平気で行ってしまう
ということは考えておかねばならないので、
あまり大事な仕事を任せることはできないですよね。

それこそ、会社としての重要業務を
任せられる人材ではありません。
職人として能力だけを採用する感覚です。


ちょっとたとえ話が長くなりましたが、
意識と行動と考え方は一瞬で変わるので、

採用の解禁まであと二週間という今の
タイミングであるならば、
アプローチすべきはこの一瞬で変わる部分です。


次回は、採用チームのリクルーターとして、
身に付けておきたい意識、行動、考え方について
ふれていきます。


最後までお読みいただきありがとうございました。
フォローしてくださると、励みになります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?