vol.0122 採用がうまくいかない企業の特徴を教えてください。(1/2)

採用職人の清田です。

今日のご質問は、
「採用がうまくいかない企業の特徴を教えてください。」
というものです。


逆転の発想で面白いですね。
採用コンサルタントという仕事は
そんなに昔からあった仕事ではありません。

本来企業の人事や総務の方が
当たり前のようにやっていた仕事が、
どうにも難しく専門的になってきたら
生まれた新参な仕事と言えます。

となると、
弁護士や会計士、税理士のように、
頼むことが当たり前の仕事ではなく、
ある種贅沢品です。

すると、この不景気なご時世ですから、
よっぽど採用に対して自社だけでは
どうにもならないという方が
お客様候補としてご連絡をくださります。

ということは、
これまでお話をしてきた企業様は
総じて採用がうまくいかない企業
言い換えると、
採用をうまくいかせる方法を知らなった企業
でした。


この質問には2つの捉え方ができると
思っています。

1つが
これまで支援をさせていただいてきた
「採用をうまくいかせる方法を知らなかった企業様」
もう1つが
「採用職人がさじを投げる、上手くいく見込みのない企業様」
です。

せっかくなので、
別々に回答をしていきたいと思います。

まずは採用職人が力になれる
いわゆる理想のお客様像の
「採用をうまくいかせる方法を知らなかった企業様」
からです。


この企業様の特徴として、
自社で、自社の良さ、自社の特徴
もっと言うと、
求職者に、自社でなければならない理由を
伝えることができない
ということが
あります。

支援に入らせていただく前に
こんな質問をします。

「求職者が御社を選ばなければならない理由を
 なんだと理解していますか?」

多くの場合これにスパッと答えられません。

出てくるのが、
「人を大切にする会社だからです」
「風通しの良い社風の会社だからでしょうか?」
「休みが取りやすい会社ではあります。」

上で出てくるような答えは、
本当に自社だけの特徴なのでしょうか?

主観ではそうかもしれませんが、
見る人が変われば評価も変わる
そういった不確かなものなんじゃないかな?
と思ってしまいます。

だから、
支援に入らせていただいたら、
まずはこの理由を作るところから
はじめていきます。


次に言えるのは、
自社の魅せ方が上手ではないという
企業様ですね。

この場合、支援はとっても楽です。
会社組織はとっても良い状態で、
社員も非常に満足しながら働いている。

しかし、自社のPRというものに
明るくなく、良い商品なのに売れていない
というもったいない感じです。

こういうお客様だと、
ただ、単純にPRに力を入れるだけで
採用は成功できちゃいます
ので、
とっても簡単なお話です。


そして、これは割と根が深い
こともあるのですけれど、
買い手市場からのパラダイムシフトが
出来ていない
というケースもあります。

時代は変わってしまったのに、
変わる前の時代の常識を判断基準として
考えてしまうので、
以前までの常識、今の非常識を平気で
やってしまう。
だから今の学生からすると
入社したくない会社となってしまいます。

この場合は、
組織の中に流れる基本的価値観を
変えていくという、インスタントに
解決できない課題に取り組むことになるので、
数年間は見ていただく必要があります。


多くの企業様ですと、
上にあげた3つを何とかすれば
採用しやすい企業体へと変わっていけるはずです。


問題は2つ目の特徴を持つ企業様です。
「採用職人がさじを投げる、上手くいく見込みのない企業様」
を次回解説していきます。


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