vol.0088 3月からの採用で上手くいかないのでインターンシップからの採用だけにシフトしたいのですが? (2/3)

前回は、普通学生がインターンシップに
参加しようと思う社数は一社ですよ。
と血も涙もないようなところまでを書かせて
いただきました。

今回は、それだけでなく、
更に3月解禁自よりも条件の悪い理由から
解説していきます。


インターンシップの参加が普通一社でも、
ちゃんと活動的な学生というものも存在します。

活動的な学生は
7社とか9社とか聞きますけどね、
全体からすると5%くらいしかいない
活動的な学生でそんなものです。


3月解禁して
「7~9社説明会に行きました」
って学生が言ったらどう思いますか?

「少なっ!」

じゃないですかね?

そうなんです。
インターンシップはまず活動している
学生が就活解禁時よりも少ない。

更に、学生一人ひとりの活動量も
圧倒的に少ない
という現状があります。


そんな現状だとしたら、
インターンシップ合説に出展して、
自社のインターンシップに学生が
足を運んでくれる確率がどれほどのものか
想像できるでしょうか?

これ実は、
単純な割合の計算では出せません。

単純な割合の計算よりも
遥かに実数値は悪くなります。

なぜなら、
皆さんが学生だとして考えてみてください。

もし一社、ないしは二社
インターンシップに行こうと思ったら、
どんな企業を選びますか?


もうね、
考えるまでもありません。

入社したいと考えるNo1の会社の
インターンシップに参加しますよ。

就活解禁したら、
入社したいNo1だけでなく、
不合格になることも考えて、
第一志望群、第二志望群、適当な会社
までも参加してもいいと考えるでしょう。

そうなると、
「まぁ行ってみてもいっかな?」

というくらいの軽い選択肢にさえ
入ることができたならば、
学生は説明会に足を運んでくれます。

しかし
インターンシップだと
No1かNo2くらいの志望度を
もらわないと、なかなか参加してくれないものです。

だからインターンシップ合説の方が、
ディープ・レッドオーシャン
になってしまう
ということなのです。


というわけで、
質問者様に対する回答としては、
インターンシップに打ってでましょう。

ただし、
インターンシップから採用する場合と、
3月からの就活スタートから採用する場合と、
前者の方が企業ブランド、認知度が学生の
選択基準になる度合いは高いです。

それはご理解くださいね?

となってしまいますね。

大変失礼なことを言ってしまうと、
3月からの採用で上手くいかない状況では、
そのままインターンシップに臨んでも
うまくいくビジョンは見えません。

ただ、今後学生の中のインターンシップに対する
常識の変容は訪れるはずですので、
ひとまず、出展して状況を毎年ウォッチしていく
という意味では参加した方がいいです。

しかし、こと当期の採用のことだけを考えるのであれば、
やりようによっては競争しやすい3月スタートに
これまでと違う工夫をして3月成功の方法の模索も
同時にしてもらえた方がいいですね~

質問の答えになっているでしょうか?


と、ここまで、ブランドのない企業は
インターシップに打ってでるのは得策ではない。
ということをこんこんとお伝えしてきました。

が、打って出るとしたら
どうするべきなのか?

これを次回書いていきます。


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