vol.0065 新入社員にどんな研修をしておくべき? (3/4)

前々回は、新入社員に身に付けてもらいたい能力を
どのように考えるか?

前回は、新入社員に身に付けてもらいたい
具体的な3つの能力のうちの
①継続できる力をお伝えして、
今回から②と③に入っていきたいと思います。


採用職人が考える
継続力の次に身に付けさせたい能力は

「②自分の頭で考え行動できる能力」

ですね。

時代の変化が速い今の世の中では、
過去に正解とされていたことが、
いつ明日不正解になることだって
あるわけです。

それにも関わらず、
歴代ずっと行われてきた慣習を
何の疑問も持たずに真似し続けるのは
ナンセンスです。

そりゃね、
入社3か月という身の上でですね、
キャリア10年以上の部長が、

「この仕事を頼んだ。やり方はAという方法でやってくれ」

と言われたことに対して、

「どうしてですか?Bの方法の方がよくないですか?」

とやってしまうと大変なことになります。

採用職人はそれをやり、
やりとりの末に

「上司命令だ!お前は俺の言う通りにやれ!!!」

と大激怒させてしまいましたからね、
何でも革新すればいいということでは
ないのですけれど、

(今思えば、もうちょっと組織に馴染んでから
やればよかったと反省しています。)

それでも、疑問に持つということは
考えておける社員に育ってもらわないと
いけません。

最近の組織の流行りは
自然界のような組織と言われます。

従来のピラミッド型の組織って、
言ってしまえばそれってお墓ですからね。

こんなこと言ったら
ファラオに呪われてしまうかもしれませんが、
過去の遺物とも言っていいご遺体を
後生大事に匿うためのものがお墓ですよ。

動きもなければ、変化もない。

時代が変わっても外界と隔絶され続け、

「あーあれが過去のお墓だよー」

と言われ写真を撮られるのが関の山です。

今の時代の組織は
樹木のような組織。

会社という土台が幹として
全てを支えます。

そこから枝葉が最適に伸びていくわけです。
どこかで問題が起きたときには、
幹が指令を出しているいる暇なんて
ありません。

枝葉がその問題を感知し、
全体に知らせながら、その場で対処を
していくことが求められるのです。

太陽の上がる角度が変わったならば、
葉の向きを変えないといけません。

そんなの幹の指令を待っていたら
光合成なんてできないですよ。

だって幹は葉に隠れて太陽を見えないですもん。


というわけでですね、
ここまで時代の変化が速い時には、
現場で働く社員の一人ひとりがブレーンであり
実行部隊なのです。

それを実現するためには、
自分の頭で考え、起きている出来事から、
その背景に動く本質を見極め、
行動に移していかねばなりません。

採用職人が考える
新入社員に仕込みたい2番目の能力は

「②自分の頭で考え行動できる能力」

でした。

いよいよ次回は、
③つめの能力に対してです。



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