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ジェンダーについて

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性別による社会規範についてなど。
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「女帝が夫の寵姫(男の娘)と恋に落ちて駆け落ちする話」を4月15日(土)から始めま…

 以前からコツコツ書いていた 「レニ&リオ ~皇国の女帝ですが夫の寵姫(男の娘)を好きにな…

うさる
1年前
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「虎に翼」第69話感想 寅子は穂高先生に「お前を見損なった」と言ったのだと思った。

 明日の第70話のあらすじを見るともう一度、二人で話すようだ。 「和解して終わりかな?」と…

うさる
3週間前
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女性をエンパワーメントする田滝ききき「タワマンで不幸にならない方法」が好きすぎる…

◆女性の可能性を抑圧する「ガラスの天井」との戦いをコメディで描く。  この話はタワマン…

うさる
1か月前
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【「セクシー田中さん」考察】「朱里の進学先をなぜ短大から専門学校に変えてはいけな…

「『セクシー田中さん』調査報告書 (公表版)日本テレビ」の中で出てきた、原作者(以下作者…

うさる
1か月前
24

フェミニズム文学とは何なのか。

※「フェミニズム」自体が内実が明確に定まっていない言葉なので、「自分が考えるフェミニズム…

うさる
2か月前
18

自分が考えるフェミニズムと、いまネットで広まっているフェミニズムとの違いは何か。

 自分が考えるフェミニズムは、いまネットで広まっているフェミニズムとどこか違う。  むし…

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うさる
2か月前
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女性キャラを「自分」と紐づけて考え、問題にする女性がいるのは何故か。

 もうこの話題はいいかなと思っているのだが、タイトルの件だけ気になったので自分の考えを書きたい。  自分が考えた一番大きな理由は、今の社会の中では(特に対男性において)「女性という属性」自体が特徴として捉えられやすいということだ。  女医、女優という言葉が問題になったことがあったが、「男であることが常態(標準)であり、女であること自体が特殊な状態」という意識が社会(公的な場)ではまだ強い。  女性閣僚の人数が注視されるなど、「女」という属性は男の中ではひとつの特徴としてフォ

「風よあらしよ」の感想。「悪者になってはならない」は女性にとっては、もはや呪いに…

 野枝が大杉栄と出会うまでは凄く良かった。  子供時代、十代の野枝はとても魅力的だ。  何…

うさる
2か月前
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「マヴァール年代記」が田中芳樹の最高傑作である理由を、今から1万1500文字かけて語…

◆ン十年ぶりに読んだ「マヴァール年代記」が余りに面白すぎて興奮が治まらない。  田中芳樹…

うさる
3か月前
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色々引っかかることがあっても、「ケントゥリア」を面白いと思い期待する理由。

 第一話の序盤は読んでいて引っかかるポイントが多かった。 「奴隷」は資産なので、労働力に…

うさる
3か月前
15

構造的な差別解消のために、個別の差別は許されるのか。

「中央公論4月号」の中で、「世界」「正論」「中央公論」の編集長三人による対談が掲載されて…

うさる
3か月前
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「サバルタンは語ることができるか」は何を語っているのか。

 前回の記事で「ドラマの中に社会問題を見出すという前提で書かれた記事が、社会によって周縁…

うさる
4か月前
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周りと嗜好が合わないのは辛いよな…。

 以前書いた疑似百合(男の娘×女の子)の自作小説に、男の娘キャラにキレている感想がきたと…

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うさる
4か月前
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「セクシー田中さん」既刊7巻までの感想&改変が難しいと感じた理由。

◆原作既刊7巻まで読んだ。  ドラマ制作者と原作者の間で行き違いがあった、という話題から興味を持ち、「セクシー田中さん」既刊7巻までを購入して読んだ。  ドラマの制作の特徴や事情以前に、原作を読むとこの話は改変がかなり難しいのではと感じた。 ※以下はネタバレ感想及び純粋になぜ「セクシー田中さん」が改変しにくいのかをドラマ制作の事情は関係なく原作の特徴のみから考えたもの。ドラマは未視聴。 ◆「セクシー田中さん」はストーリー性ではなく、「日常の法則」によって成り立っている。