「私は一人、ダンジョンで目が覚めた」の紹介
注意事項
本記事はゲームマーケット 2022 秋(土曜日 イ-33 Tempered Games)にて配布予定のゲームについて紹介しています。(旧仮称:「たたかう アイテム →にげる」)
出来るだけ決定事項に限って載せていますが、予告なく変更される可能性があります。また、紹介を簡単にするため説明していない要素があります。
この点にご注意いただき、本稿をお読みになっていただければ幸いです。
また、本ゲームの特徴を端的にまとめた記事は以下になります。
デザイン過程などを記載した記事も用意しました。本稿を読んだ後、どのようなゲームなのか詳細に知りたい場合、ご参照ください。
ルールブック
本ゲームのルールブックとなります。本記事を読み終えた後など、ルールの詳細を確認したい場合に、ご利用ください。
概要
人数・時間
プレイ人数:1 人専用
プレイ時間:30 分前後
参加企画
のざくに様が企画された、ソロダンProjectという企画に参加予定であり、そのレギュレーションを満たしているゲームになります。
ゲームの外観
実物を使用した初期セットアップの例ですが、
このような形になります。
プレイヤー側やダンジョン側のステータス管理などをポストカード上のトラックで行い、ダンジョン側にはダンジョンそのものを示すデッキが、プレイヤー側には 5 枚のカードで表現されるアクション選択の場があり、これにより、それぞれの手番における行動を決定します。
ゲームの目的
主人公はダンジョンの奥で目を覚まします。危険が迫っていることは明らかで、この場所からの脱出を図ります。本作には、第1階層・第2階層・第3階層の計3種類のダンジョンが収録されています。
プレイヤーはカードやリソースを上手く管理しながら、敵の攻撃などをかいくぐりながら、地上へと向かっていきます。
規定の階数に到達することができれば、ゲームクリアとなります。
逆に、ゲームオーバーの条件としては、以下の 3 つです。
プレイヤーの体力が0以下になる。
ダンジョンの時間トラックが40以上になる。
(このために、ダンジョンの時間は10の桁も表示します)(ダンジョンの)デッキが尽きる。
ゲームクリア前にこれらの条件が満たされた場合、ただちにゲームオーバーとなります。
ゲームの特徴
本作の特徴の一つは、両面カードで構成されたデッキによって表現されるダンジョンとなります。(デッキ自体はシャッフルされるため、既定の順番で処理されるわけではありません)
このデッキを構成するダンジョンカードでは、表面と裏面に一対一の明確な対応関係があり、裏面から表面を特定することができます。その上で、ダンジョンデッキの一番上の裏面は公開されています。
つまり、たとえば、ダンジョンデッキはゲーム中、
このようになっており、そこからカードを引き――
ダンジョンの行動が決まります。
ダンジョンカードの裏面は、フレーバーテキストではありますが、一定の法則によって記載されている内容が決まっており、表面の内容をある程度推測することができます。もちろん、複数回プレイしている場合にはプレイヤー側が裏面と表面の対応を記憶することも可能です。
これに対して、プレイヤーはカードを使用して、各ステータスを適切に管理し、対応することを求められます。
プレイヤー側で特徴的なメカニクスは、カードを使用しないとパワーが溜まっていくアクション選択です。これは「シヴィライゼーション:新たな夜明け」や「アーク・ノヴァ」に採用されていたメカニクスです。
5枚のカードが並べられ、左から0・0・1・2・3というパワーが設定されています。カードを使用する時、対応したパワーによって処理内容が決まり、パワーが高いほど効果が高かったり、そもそも、高くないと使用できないものがあります。
プレイヤーが使用する全てのカードには、2つの効果があり、どちらを適用するのか、選択することができます。
使用したカードは一番左に配置され、そのカードが置かされていた空白を埋めるように、カードが右へとずれていきます。
また、プレイヤーには気力というリソースがあり、それを消費することによってカードのパワーを一時的に高めることもできます。これはダンジョンの階層を進めていくことによって、獲得することができます。
プレイヤーとダンジョンの手番はタイムトラックによって管理されます。
両者とも、何かしらの行動を行うことによって、この時間の数値が上昇します。そして、より低い方が手番を行います。つまり、ダンジョンの数値より低い状態を保てるのであれば、連続して手番が回ってきます。
また、特殊状態もこのトラックにおいて管理します。特殊状態は、強化・弱化(バフ・デバフ)を指しており、これらには必ず期限が設定されています。これも時間トラック上で表現されます。
個別記事としてまとめたものは以下のものになります。
主要な採用メカニクス
デッキ(ランダムアクションキュー)――ダンジョン側
両面カード――ダンジョン側
パワー式アクション選択――プレイヤー側
タイムトラック
リソースマネジメント
注意点
一人用のルールのみ採用しており、ソロプレイに特化しています。
また、レガシー要素はないですが、『記憶すること』による不可逆的な変化を取り扱ったゲームであり、その変遷によるゲームプレイは最初の数回がメインです。数十回繰り返しても新鮮味があるゲームではありません。
加えて、カードが名刺印刷によるものになっています。
一人用のゲームである。
全てのカードは、テーブルに置いてプレイするため、手札のように常に手で持つ必要がなく、劣化の程度が抑えられる。
軽度(平面的な範囲で)のマークドの場合、問題なくプレイできる。
(常に裏面でカードを固有に判別できるゲームであるため、汚れによる判別の問題などが発生しない)手に持たないため、サイズや紙質による影響も比較的軽微である。
記憶による不可逆性を取り扱っており、重度のリプレイを前提としない。
このような理由から、名刺印刷でも問題ないと判断しましたが、ご購入やプレイの際にはご注意ください。
内容物
名刺印刷によるカード:54 ~ 64 枚
ポストカード(ボードとして使用):3 枚
キューブ(トラックなどに使用):9 個
説明書:1 枚
外箱
価格
1500 円(イベント価格)
1700 円(通販価格)
販売方法
ゲームマット 2022 秋で販売し、現在はBOOTHでの通販を行っています。
質疑応答
受付
作者のTwitterアカウント、もしくは本記事にて、質問などを受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
ライセンス
上記のイメージ用の画像に使用しているアイコンは、CC BY 3.0 に基づき、
https://game-icons.net/about.html様から使用させていただいております。
使用アイコンと、その作者様の一覧は以下になります。(敬称略)
Goblin:Caro Asercion
Look at:Delapouite
Stairs:Delapouite
Steam:Delapouite
New born:Delapouite
Light backpack:Delapouite
Harp:Delapouite
Sands of time:Lorc
Leather boot:Lorc
Bottle vapors:Lorc
Hearts:Skoll
Water drop:sbed
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