「荒れ地のヒマワリ」銅版画制作動画/ひっかく。
金属板を直接削り、削った痕跡にインクを引っ掛けて紙に刷りとる技法をドライポイントと言います。
マスキングし、腐食液で溶かす時間の長さによって濃淡が生じるエッチングとは違い、力の入れ方が濃淡に直結している感覚的な技法です。
引っ掻いているところを動画で撮影してもらいました。力を込めるところは思いっきり体重をかけています。逆に抜くところはサラサラと擦るだけ。「描く」という感覚とは全く異なります。引っ掻く、切り裂く、というような鮮烈な抵抗感を掌に感じながら進みます。
ドローイングの抑揚がそのまま表現しやすいように感じます。
エッチングとドライポイントの違いについてもう少し詳しくはこちら。
お問い合わせは柳沢画廊まで。
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