2022/06/16(木)
朝、彼女が干してくれた洗濯物は、結局夜まで乾くことがなかった。
自転車で帰り、下り坂を駆け抜ける。その時も、爽やかな風は僕を包むことはなかった。
スーパーに寄る。煌々と照明が当たるフロア。ぐるっと外縁の冷蔵付近を回ると、やっと幾分か爽やかになった。そこに並べられた魚たちはもちろん、みんな死んでいた。僕は目も合わせずに通り過ぎた。
久しぶりにある友人から連絡をもらった。彼とは一時期、濃密に一つのプロジェクトに取り組む中、文字通り、一夏を共にした。そしてその冬、海外へ行きそ