北海道から歩いて日本一周の旅をしていたら、長崎のもざきで暮らすことになった。
「人生、何が起こるかわからない」
僕はこの言葉を全身で体感している。
いや、体感してるというより、
体感しにいって、体感してやってる。
と言うほうかもしれない。
北海道で生まれ育った僕は、小学6年生の時になんとなく決めていた『義肢装具士』になるための大学に入学し、資格取得と技術向上に向けて勉強する毎日を過ごした。(勉強する毎日というのは嘘つきました、すみません)
まあまあ普通の、将来を予想しやすい人生を歩んでいたが、大学4年生の夏にすべてをやめることを決めた。そして大学卒業後、『歩いて日本一周』というランダム性の高いことを始めた。
歩けるかもどうかもわからない。道もわからない。その日、寝る場所もわからない。食べるものがあるかどうかもわからない。どんな人と出会うかもわからない。お金がどうなるかもわからない。
そんな変わった道で、将来を予想できない人生を歩んでみたいと思ったから始めた。理由はこれだけじゃない。他に、人間は絶対に死ぬことが決まってるんだから生きてるうちにやりたいことやろうと思ったというのと、サラリーマンになったら自分の心が死んでいく気がしたというのがある。
こうして始めた『歩いて日本一周』は、予想通り予想できない毎日が続いた。(この辺の話はまた今度にでも…)
そして、出発してから1年ちょっとが経ち、2,600kmくらいの歩いたところで『長崎のもざき』という町に出会った。
この町を目指していたわけではなかったので、一泊してすぐ出発するつもりだったが、色々な出会いがあり、『地域おこし協力隊』というものになり、そのまま住むことになった。(この辺の話もまた今度…)
そう、僕は、
北海道から歩いて日本一周していたら、長崎のもざきで暮らすことになった。
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