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桜色のジェルネイル
はじめに
25歳ゲイ・さいとうです。みなさま、いかがお過ごしでしょうか? 北海道もようやく桜どきの今日この頃です。この北の大地では、まだまだ五分咲きといったところでしょうか。
当方、今週末は両日とも桜を観に行っておりました。
土曜は大学の先輩(同業者)と母校へ夜桜を観に行きました。世間話や早期退職話に花を咲かせつつ、構内を散歩したのち、学生街でスープカレーをいただきました。
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また、日曜は近所の桜の木を見に行きました。ヘッダーの写真はそこで撮ったものです。綺麗でしょう?
(両日仕事はありつつも)のんびり桜を眺めながら、ふと思い出したことがありました。「桜色のジェルネイル」についての話です。
桜色のジェルネイル
「石田さん」の話
今年度の異動で、同じ職場の隣の部署で働くことになったある先輩女性がいます。シックで落ち着いた「大人の女性」といった感じの方です。イメージがつかない方は、石田ゆり子さんを想像してください(雰囲気は違うんですけどね)。ここでは、その先輩女性のことを「石田さん」とお呼びしましょう。
きれい、かわいい、色気がある…など、世の“大人の女性”を語るワードはたくさんあるが、その中に「かっこいい」という要素も今では定番になっている。自分の生き方にプライドを持ち、凛とした姿は憧れの的。そこでORICON NEWSでは、10~50代の女性を対象に「理想のオトナ女子」をテーマにアンケート調査を実施。結果、4年連続で女優の【石田ゆり子】(51)が首位に輝いた。
石田さんには、年度はじめから面倒ごとに巻き込んでしまいました。ただでさえ年度はじめであるうえに、異動直後で輪をかけて慌ただしかったことでしょう。実に申し訳ない。
そんなこんなでお仕事のお願いに上がると、石田さんは些か驚いた顔で曰く「何でこの業務やってるんですか……? 斉藤さん○○(所属部署)ですよね? なんだか大変ですねえ。」とのこと。むしろこっちが聞きたい。
これが田中圭だったら「そうなんです……。自分一人じゃできないので田中先輩のお力添えをいただけたら斉藤嬉しいです〜🥺」ぐらい媚態を示してやるところですが、うちの職場に田中圭は居ないし、目の前にいるのは石田ゆり子です。ホモは石田ゆり子に色をコキません。
【色こき】好意を寄せている様子をあからさまに示す人のこと。好意を寄せている様子をあからさまであることを言う「色をこく」を名詞化したものである。
つやめく指先
それはさておき、結構な面倒ごとだったにも拘らず、快くご協力をいただきました。石田さんが電話をかけるのを隣で見ながら、ふと電話のテンキーを押す指先に目が行きました。
いくらかスモーキーな桜色のジェルネイル。無機質な鼠色の年季物オフィスデスクの上で、指の動きに合わせて、薄桃色の爪が蛍光灯の明かりを照らし返してつやめく。ほんの一瞬の出来事でしたが、心から綺麗だと思いました。
おしゃれと仕事
当方さいとうは、忙しい中でもおしゃれに気を遣っている石田さんを前にし、襟を正される思いがしたものです。
前提として「おしゃれ」って職場において特段「必須とされるもの」ではないと自分は捉えています(アパレル業界なんかはもちろん違うんでしょうが)。おしゃれであろうがダサかろうが、詰まるところ仕事が進んでいけばそれで良いわけです。
しかし、だからこそ石田さんが格好良く思えたんですよね。プラスアルファの部分にも注意を払える心の余裕というか、そんな姿勢に粋を感じたものです。
もちろん、石田さんがなぜネイルをされていたのかは分かりません。自分のモチベーションを上げるためだったのかもしれませんし、シンプルにネイルがお好きなのかもしれません。
いずれにせよ、職場でも身だしなみに気を配っている人はスマートな印象を周りに与えますよね。最近、自分が外見に無頓着になりつつある後ろめたさもあって、余計にそう思ったのかもしれません。
まあ、身綺麗にしていた方が絶対いいよね。モチベーションも上がるし、自分を大切にすることにも繋がってくるのでは? どうしても仕事に前向きになれないときでも、仕事が立て込んでいるときでも、自分と向き合い、自分の気持ちを切り替えて、自分を鼓舞するためのスイッチとして「装い」を使えたら——。
石田さんの桜色のジェルネイルを見ながら、そんなことを考えていました。
おわりに
今回は、
(1) 石田さんの「桜色のジェルネイル」を見て「粋」を感じたという話と、
そこから少し飛躍して、
(2) 自分にも、自分を鼓舞するようなものが欲しいなと思ったという話でした。
みなさんには、自分のモチベーションを上げる「自分だけの一工夫」などあるでしょうか?
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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