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大副業時代の到来!パラレルキャリア準備のススメ

こんにちは!
T&Aフィナンシャルマネジメント代表のさいとうです。

2021年もスタートしました!
と思ったら、再度の緊急事態宣言発出…
なかなかコロナは収まりそうにありません…

コロナ禍に見舞われた2020年を振り返ってみると、企業の経営戦略にも大きな影響をもたらしましたが、個人の「働き方」にも大きなパラダイムシフトをもたらしたといえます。

突如到来した「在宅勤務」や「テレワーク」への対応。

従来からベンチャー企業を中心に、柔軟性の高い働き方を推進していた企業も少なからず存在していましたが、今回のコロナ禍によって、多かれ少なかれ、規模の大小を問わず、多くの企業がそれらを取り入れるようになりました。

「痛勤」のストレスから解放されたビジネスパーソンも多く、在宅勤務によって仕事の効率性が上がったと実感できた人もいる一方で、そもそも自宅にワークスペースがないことや、子供の面倒を見る必要が増してしまい、効率性よりもストレスの方が増してしまった人もいると思われます。

コロナが終息すれば、少なからず多くの企業がオフィスへの勤務に回帰させる動きはみられるものと思われますが、しかしながら、先進的な企業を中心に、せっかく定着しつつあるこの働き方の流れを踏襲しようとする動きが出てくると思われますし、転職市場などの求人条件に「在宅勤務可」と記載することで企業の魅力度を訴求する効果も期待できることから、一定程度この潮流は定着するものと思われます。

コロナ禍において物理的な働く場所の流動性がクローズアップされるのと同時に、そもそものワークスタイルや働き方、そしてキャリアについても多くの価値観の変化を生み出しているとも思われます。

その一つが、「パラレルキャリア」という発想で、従来の一つの会社に勤務して、そしてその会社からのみ収入を得る。
また、キャリア形成においても一つの会社での勤務経験を中心に醸成するといった、いわば「シングルキャリア」と相反するキャリア感の台頭かと思われます。

パラレルキャリア=副業ととらえられがちですが、しかし、例えば地域活動に今まで以上にウェイトを置いたり、金銭的な報酬を得ない形で労働力を提供する方法などが考えられますが、今回のお話においても、パラレルキャリアを形成する最も近道として、副業が存在するかと考えています。

今回はまさに、近々に到来するであろう、「大副業時代」に備えて、どんな準備をしておく必要があるのか?そして、どのようなアクションを取ってゆけばよいのか?という点について書いてみたいと思っています。

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大副業時代到来の必然性

日経ビジネス(2020年12月28日・2021年1月4日合併号)特集記事の一部で、2021年は「リモート副業」の幕開けを予想しています。

世の中の副業解禁の波と、今回のコロナによる従業員の収入補填の観点もあいまって、副業容認企業が著しく増加しているといわれています。

大都市圏の企業に副業で勤務する方法も当然想定されますが、今回のコロナ禍で定着したwebを使ったコミュニケーションの浸透で、「リモート」による副業社員の受け入れが地方企業を中心に増加しているとのことです。

地方での副業・兼業マッチングサービスであるJOINSへの掲載企業は、2020年1月と比較して、11月においては5倍以上となったとのことで、通常はなかなか優秀な人材獲得が困難であった地方企業が人材獲得に乗り出しているとのことです。

コロナ×リモート×副業解禁、このキーワードが掛け合わされる状況において大副業時代の到来は当然の帰結といえるかと思われます。

副業のイロハ

私自身も現在はT&Aフィナンシャルマネジメントというコンサル集団を形成し独立していますが、事業開始当初は在籍する企業と二足の草鞋を履く「副業」ビジネスパーソンでした。

在籍していた企業は早々に副業解禁を打ち出していたことから、私自身も副業許可を会社から得て副業に着手したわけですが、しかし最初の数か月はいったいどんなことをしたらよいかもわからずに、右往左往の毎日で、当然副業収入を得ることはどとんどできませんでした。

副業ビジネスパーソン時代の後半は割とコンスタントに副業案件を獲得し、そこそこの収入を得られるようになり、自信をもった状況で独立したわけですが、今現在の環境に置き換えて、副業スタートにおいて「何をすべきか?」について書いてみたいと思います。

ちなみに以前の投稿にも書きましたが、私自身、ビジネスパーソンがすべき副業は「時間の切り売り型」副業ではなく、しっかりと本業や自分自身のキャリアにポジティブな影響を及ぼすものであるべきとの考えなので、ここではUber Eatsの始め方、などについてご説明する気は毛頭ございませんのでご了承願います!

副業を思い立ったらまずすべきことは①マッチングサイトへの登録②マッチングエージェントへの登録③その他情報発信の3点かと思っています。

時間の切り売り系ではない知的労働系の副業には主に以下が存在します。

✅顧問
✅戦略・財務コンサルティング
✅専門コンサルティング(IT導入等)
✅エンジニア

顧問と、戦略・財務コンサルティングは基本的に同じような業務となりますが、企業経営における経営者のお悩みごとの「壁打ち相手」となり、必要な施策を提案し、必要に応じてハンズオンで現場に入り込んで改善の支援を行います。

また、ITをはじめとする専門コンサルティングは、例えば中堅中小企業のIT化やDX化などといった専門分野のコンサルティングを提供し、クライアント企業の業務改善の支援をするといった内容です。

政府をあげて中堅中小企業のIT化やDX化は予算を組んで支援しているものなので、最近の副業市場においてはこのような支援を求める求人が多くなっています。

また、SNS改善やEC事業の立ち上げといった、マーケティング領域のコンサルティングの求人も多いのが特徴です。

最後にエンジニアですが、特にITエンジニアは正社員転職市場でも引きくてあまたな状況で、ある程度プログラミングができる素養がある人であれば、割と高効率な副業案件を見つけることができます。

マッチングサイトへの登録

多くの人が副業をはじめようにも、「今までのキャリアの中で、「自分を使ってください!」などという、ネットワークを作ったこともなく、副業先を見つけるのも難しい!」という方が多いかと思います。

そういった方々に有用なのが副業マッチングサイトで、私自身も副業を始めたころはマッチングサイト経由でのお仕事をいただいておりました。

先般ご紹介したビザスクのような、スポットでのコンサルティングマッチングサイトに加え、中長期的なコンサルティングや顧問紹介のサービスは以下のようなものがあります。

【クラウドソーシング系マッチングサービス】
ランサーズ
クラウドワークス

これらはクラウドソーシングと呼ばれる、業務の一部分をフリーランスを中心とした人々に外注するマッチングサービスで、正直単価も安いですし、基本的に誰でもできる、単純作業系が多いので、リモートで自宅でも対応できるものの、時間の切り売り系なシゴトともいうことができます。

【地方企業への役務提供系マッチングサービス】
JOINS
skill shift
ふるさと兼業

これらは、地方企業が首都圏のビジネスパーソンを副業人材として受け入れ、活用することで自社の成長につなげようとする人材募集サイトです。
正直、単価は安い(30,000円/月~)のものも多いですが、案件次第、交渉次第で高単価案件となるかもしれません。

副業解禁と、テレワークの潮流で、完全リモートで地方企業の業務に関与できる、まさに時代にマッチしたサービスということができます。

マッチングエージェントへの登録

次にマッチングエージェントです。

マッチングエージェントは、顧問などといったオリジナル案件を企業から受託し、予め登録されている候補者の中から適任だと思う人に声をかけ、面談を経たのちエージェント経由の三者間契約や直接契約などで副業案件を斡旋するサービスです。

【代表的なマッチングエージェント】
EXPERT NETWORK
パソナ顧問ネットワーク
顧問名鑑
プロの副業

などがあげられます。

ただ、これらサービスは基本的に候補者登録をし、必要に応じてzoomなどを使った面談を経て案件の紹介を待つものになりますが、どれだけの案件が実際に稼働しているのか等は不透明で、サービスが急に休止されたりと、なかなか案件化されていないのでは??という印象があります。

その他情報発信

マッチングサイトやマッチングエージェントを活用するのが副業開始間もないタイミングでの定石といえば定石ですが、しかしエージェント等が介する分、自らの実入りは減ってしまうのが実情です。

基本的には起業からの直接受託の案件の方が、単価もよいのが当然といえば当然です。

したがって、本気でパラレルキャリアを目指したいと考えられる方であれば、SNSやブログ、HPといった媒体を充実させ、必要に応じてオンライン等のセミナーを行ったり、YouTubeチャンネルを開始したりといった対外的な発信を行うことで、世間に広く自分を売り込み、「この人に相談したい」と思ってもらい、案件を受注するパイプラインを構築することが必要です。

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まとめ

いかがでしょうか?

大副業時代と銘打ちはしましたが、パラレルキャリアの構築は一朝一夕に簡単にできるものではありません。

副業に割く時間の捻出や家族の理解。
そして高単価案件の獲得などなど、乗り越えなくてはならないハードルは多々存在します。

また、ここでは案件の受注に焦点を当ててご紹介しましたが、案件受注したのちは、当然に良質なデリバリーを行わないと案件は継続しません。

一方で、しっかりとクライアントの期待通り、もしくは期待を上回る成果を上げることができるのであれば直接案件であるご紹介をいただくこともできますので、良質なアウトプットを行うべく、精進しなくてはなりません。

働き方改革の中で大副業時代の到来は必然と考えられます。

しかしながら、その波に乗れずにじり貧で減少してゆく勤務先のサラリーと一生付き合わざるを得ない、言い方を選ばず言えば、「貧富の差」が生じる可能性が顕著となってくるものと思われます。

afetrコロナ、withコロナを要領よく生き抜くためにも、働き方の柔軟性を持つように動いてみてはいかがでしょうか?


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