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【コラム】都心の少人数シェアオフィス探しで気をつけたい3つのこと ーコワークスペースからの卒業物語ー

こんにちは。T&Aフィナンシャルマネジメントのさいとうです。
最近、私、仕事場所をコワークスペースから、個室のシェアオフィスに変更しました。
いわば、「コワークスペースからの卒業」を果たしたわけです。

今回は、そんな「コワークスペース」からの卒業を考えるに至った理由と、個室のシェアオフィスを借りるに至ったまでに考えた、「気をつけたいこと」を3つご紹介したいと思います。

コワークスペースから個室のシェアオフィスへ!

まずは今回の「結論」から先にお伝えします。

元来私は、東急不動産系列の「ビジネスエアポート」というコワークスペースを利用していました。

ビジネスエアポートは月額33,000円(税込)のプランで、都内15箇所(この夏に2か所新規開設予定)に所在するコワークスペースが使い放題という、エアポートの名だけあって、空港のラウンジをイメージさせる、洗練されたビジネスに特化したコワークスペースです。

私はかれこれ4年程度ビジネスエアポートの会員となっており、次第に増えてゆく(利用できる拠点が増えてゆく)状況の中、全くもって不便や不満を感じてはいませんでした。

ただ、唯一の問題点。
それは、24時間利用できないということ。
厳密にいうと、オープンデスク会員など、24時間利用の会員種別もあるのですが、値段の割に席がフリーだったりと、費用対効果にちょっと疑問を感じてしまいました。

サラリーマン時代の副業であれば24時間利用は全くもって不要だったのですが、本業となるとちょっと困ります。
自宅にも書斎があり、書斎で仕事することもできるのですが、3歳のチビ助がいる我が家は、突然チビ助が仕事場に乱入してきたりと、ハプニングが絶えないのです。

特に平日は21時まで開いている拠点もあるのですが、土日となるとどこの拠点も18時閉店。
夜型ってわけではありませんが、本気でビジネスをやるにはちょっとばかり不便を感じるようになってゆきました(決して自宅に帰ると怖い嫁が睨みをきかせていて、仕事できる環境ではないという訳ではありません!)。

というわけで、この後ご説明するいくつかのポイントを乗り越えて今回入居したのが、積水ハウスグループが運営するBIZ SMARTというシェアオフィス

BIZ SMARTの特徴などは後ほどご説明するとして、今回の唯一無二のニーズであった365日24時間利用という希望を叶えたのでありました!

シェアオフィス探しで気をつけたい3つのこと

かくしてBIZ SMARTへの入居を決めたわけですが、ここで今回のシェアオフィス探しの際に感じた、気をつけたいことを3つ、ご紹介したいと思います。

①都心一等地のシェアオフィスは1人部屋でも10万円越えが当たり前!
②賃料はあって、ないようなもの。本当の値段の確認は必須!
③個別空調にこだわるべし!酷暑・極寒のオフィスで仕事ができますか?

まずはシェアオフィスの一般的な賃料からご説明したいと思います。

私が今回探していたのは、1人用の個室オフィスという点。
1人用というのは広さで1.7㎡〜5.0㎡が一般的です。

「せまっ!」と思う方も多いかと思いますが、1.7㎡というと畳1畳分ですから、正直机と椅子を置いたら身動きできない状況です。
さすがに内覧でこの広さも見せてもらいましたが、私のようなビッグバディにとって1.7㎡は狭すぎて、3.3㎡(畳2畳分=1坪)から探すことにしました。

ただ、このような広さが主流な理由は当然都心一等地の賃料水準の高さです。
都心3区(港区・中央区・千代田区)のハイグレードビルに入っているシェアオフィスだと、最低でも3.3㎡の1人用オフィスで10万円/月はします。
先ほどご紹介した、今まで利用していたビジネスエアポートの個室プランも優に10万円は超えていました。

「月10万円って言ったら、郊外のちょっとしたマンションのワンルーム借りれちゃうのに、都心一等地では3.3㎡?」という疑問が当然生じます。

ここは個々人の価値観なので、各々の判断にお任せしますが、一等地のオフィスを借りることの最大のメリットは、名刺などに一等地の住所を記載できること。
一等地のハイグレードビルに入るオフィスが、たとえ狭いとはいえ自分のオフィスになれば、仕事に対するモチベーションもアップするということ。

「そんな見栄みたいなことどうでも良いから、もっと広いところがいい!」
という人もいるかと思うので、そういった方はちょっと郊外のオフィスを探すのも良いかと思います。
私のような見栄っぱり(笑)はどうしてもアドレスやモチベーションにこだわるタイプだったので、都心のオフィスにこだわりました。

次に賃料設定です。
大体のシェアオフィスは値段が対外的に書かれていません。
書かれていたとしてもご参考程度の金額で、基本「お見積もり依頼」ということになります。

どことは言いませんが、内覧で複数のシェアオフィスを回る中で、某大手シェアオフィスグループでは、2年契約で15%オフ。
かつ、当日決めてくれたらさらに15%オフ。
という、「本当はいくらなの??」と疑念を持たざるを得ない価格設定でした。

ちなみにこの2年契約には注意が必要です。
通常のオフィスであれば、造作も含めて諸々コストをかけて新オフィスに入居する訳なので、最低でも2年は入居する予定かと思います。

一方で、シェアオフィスの魅力は入退去がフレキシブルにでき、その時々の環境に応じて働く場所を変えられる点にあると思います。
その場合、2年という長期契約をしてしまうと、状況に応じて移転ができず、自分のクビを自分で絞めていることになる可能性があります。

ちなみに今回私が入居したBIZ SMARTは、24ヶ月契約ではありますが、2ヶ月前の退去通知で追加コストゼロという良心的なものでした。

また、BIZ SMARTは基本的に賃料がHPなどに記載されているため、安心して価格確認ができますので、妙な価格交渉は不要でした(減額交渉を行わなかった私がただのバカだっただけかもしれませんが…)。

最後に個別空調です。
実はこれが最も大切なポイントかもしれません。

というのも、シェアオフィスは基本的に運営会社がビルオーナーからフロア借りや区画借りをして、それを細分化して転貸している形になります。
大きなビルになればなるほど、フロア単位や区画単位で空調が管理されており、基本的には平日は一定の時間になれば、そして土日は空調が切られてしまうことが多いです。

そのため、某シェアオフィスでは、平日は9:00-18:00まで、休日は空調オフとのことで、もし空調をつけて欲しいのであれば、1時間5,000円でフロア全体の空調をオンにするということでした。

「1時間、5,000円!!10時まで残業したら1日20,000円!!1週間で賃料くらいエアコンで吹き飛ぶ!!」
ということになります。

なので、シェアオフィスあるあるですが、夏場の酷暑の際は薄着で扇風機。
冬場の極寒の場合はコートを着込む。
そんな状況が当たり前のようです。

これではさすがに住所は一等地かもしれませんが、じきに心身ともに病んでいく可能性もあるので、避けた方が良いと思います。

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BIZ SMARTに入居してみた感想

今月からBIZ SMARTに入居したのでまだ数日しか経っていませんが、諸々の感想を以下に書いてみたいと思います。

第一に個室であることから、高い集中力が維持できる。
これは間違いなく言えると思います。
いままでのコワークスペースだと、どうしても周囲の音や目線が気になり仕事に集中できなかったりしましたが、個室ではそんなことありません。

第二に狭いながらも個室を自分の好きなようにアレンジできる。
私は通常、PCのサブモニターをりようするのですが、コワークスペースではこれはなかなか利用できませんでした。
今は自分専用のモニターを常設できており、仕事がはかどっております。
また、BGMに関しても自分の好きな曲を好きなタイミングでかけられるので集中力がアップします。

最後に個別空調。
先ほど最大のポイントといいましたが、これも完璧です。
自分の好きな温度に設定できるので、他人に気兼ねなく温度調整できます。
ただ、初日に「モトとってやろう」と強めにエアコンをつけてしまった結果、ちょっと風邪ぎみになりましたので、今後は気を付けようと思います。

まとめ

かくして私のコワークスペースからシェアオフィスへの移転(卒業)が完了したわけですが、この数日をもって判断はできませんが(当然コストアップしているので)、今のところ大正解だと思っています。

仕事の集中力とクオリティアップは間違いないもので、コストアップ分はすぐにでも取り返せると信じています。

テレワークや在宅勤務など、働き方の改革が叫ばれている今日この頃ではありますので、個人事業主やスモールビジネス以外のビジネスパーソンも、自分がもっとも集中して働ける環境を模索してみてはいかがでしょうか?

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