学ぶことは、自分の内側で言葉を紡ぐこと~2023年度『人材開発・組織開発実践論』からの学び

担当していた立教大学 大学院 リーダーシップ開発コース(LDC) 『人材開発・組織開発実践論』が終了しました。

1回2コマずつ、全14回の授業です。

今年度も、向学心いっぱいの受講生のみなさんに恵まれて、充実した学びの時間となりました。

参加くださったみなさま、授業をサポートしてくれた昨年度の卒業生で、㈱カレッジの紀藤さん(ヤスちゃん)、サポートいただいた加藤さんはじめ事務局のみなさま・先生方、ありがとうございました!

今年度は、スペシャルゲストとして、㈱ZOZOの小金さんから豊富なご経験をもとにされた、現場実践に関するリアルなお話をいただきました。
㈱バランスト・グロース・コンサルティングの松田さんからは、リーダーシップに関するアセスメントツール、Leadership Circle Profile(LCP)についてのスペシャルレクチャーをいただきました。
受講生の平澤さん(タカちゃん)が呼び掛けてくださって、1on1に関するシェア会もできました。
私が、相模女子大で教える機会をいただいてたのもあって、そこでのワークショップにもたくさんのLDC生が参加してくださいました。学校の垣根を越えて、コラボができて、嬉しかったです。

お世話になった皆々様、本当にありがとうございました!

今年度の授業は、組織開発の現場実践を追体験していただけるよう意図した、下記のようなカリキュラムでした。
昨年度のコンテンツに+αして、さらにブラッシュアップした感じです。

①オリエンテーション/ クラスビルディング/ ODの内部実践者・外部支援者に求められるマインドセット
②組織診断ツールの活用:サーベイフィードバック
③組織の状態の観立て方(プロセスワーク)
④ゲストスピーカーのお話し:小金さん(内部実践者)/ 中間振り返り
⑤介入手法についての学び(1):World Café、OST
⑥介入手法についての学び(2):AI、オリジナルワークの開発
 ※⑤、⑥は受講生による企画・ファシリテーション
⑦OD当事者としての恐れや不安と向き合う:キーガンの免疫マップ/ LCPを使ってのセルフアセスメント/ 最終振り返り

来年度は、ちょっと変化をつけて行きたいなとも感じます(クビになっているかもしれませんが笑)。

授業の最終回、チェックアウトの時に、受講生のみなさんが、学んだこと・気づいたこと、できたこと・できなかったこと等々、組織開発についてご自身の言葉で言語化し、秀逸なメタファーをたくさん残してくれていました。

自分自身もまだまだ学習者ど真ん中なので、参加者のみなさんがご自身になりに表現してくださることが、組織開発の多面的な理解に繋がり、嬉しい限りです。テーマについて真剣に学んでいる人たちが想いや知見を共有するところから、集合知って生まれてくるのだなと実感しています。

学ぶことは、科学知・形式知とリアルなドロドロした経験を内側で統合しながら、実践知を生み出していくことなのかなと思います。

自分の内側で様々な要素を紡いでいくことで、テーマについて、豊かに表現できる、言葉を生み出していくことともいえます。

みなさんのチェックアウトを聴きながらが、そんなことを考えていました。

あっという間の3か月でしたが、とっても楽しい時間でした。
また、学び/ 実践の場をご一緒できる機会を楽しみにしています!

ありがとうございました!!


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