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第2回_活動記録②屋台づくりワークショップ_2023.06.17

第2回の活動内容は、「まち歩き」と8月の西都夜市に出展する「屋台づくりワークショップ」で活動記録は2本立てです。当記録は、「屋台づくりワークショップ」部分の記録です。


1.屋台ワークショップの導入

西都夜市は、コロナ禍で疲弊した地域経済をコロナ禍前よりも元気にするイベントとしてスタートしました。
スタート時からの西都夜市のコンセプトは、「誰もが楽しめるちょっと賑やかな日常」を大切にしています。

雰囲気はQRコードから西都夜市インスタグラムのハイライトで確認して下さい

■西都夜市の現在の課題感


西都夜市スタート時からゆったり食事を楽しみながら、少し賑やか=お祭り騒ぎというよりも、chill(ゆったり落ち着く)な、日常の延長線上の賑やかさを楽しんでもらえる場を理想にしています。
現在、ファミリー層は早めの時間に来て食事を終えてすぐに帰ってしまう傾向があるので、夜市をもっと楽しんでもらえるよう、SAITOBASEの屋台で夜市の滞在時間を延ばすアプローチをとってみます。

■SAITOBASEの屋台群の全体コンセプト

当日、小野崎商店街にあるショッピングセンターPAO横の「あいそめ広場」にSAITO BASEの屋台群を出現させます。この屋台群全体のコンセプトを以下の内容で設定させていただきました。

「SAITO BASEが作る1日限りの私たちの街」

屋台群全体コンセプト

どの街にもあって当たり前の公園や図書館、美術館、工房、お店など。人々が暮らしやすいように、自治体が整えてくれている公共施設もあれば、個人の商店など1つ1つの営みが街を形作っています。しかし、自治体が整えるものは、「公共の福祉」が基本になっているため、「みんなが使いやすい」半面、どこかを尖らせることが難しくもあります。
SAITOBASEは市民でつくるまちづくりだからこそ、公共的な性質を持ちつつも、それぞれのパーソナルな部分が輝く、個性的なアプローチができると思っています。

図書館だけど本のバリエーションに偏りがあったり、学校だけど学校では学ばないような算数や国語の学びの場があったり、ちょっとだけワルな体験ができるアトリエなど…
あいそめ広場を1つの街の土地と捉え、SAITOBASEが描く1日限定の街を屋台で表現してみようと思っています。

2.屋台づくりワークショップ

8月27日の西都夜市に向けて、皆さんの「好きなこと」「得意なこと」を活かした屋台の準備に入りました。
今回の活動から、こちらの屋台づくりワークシートを使いながら進めていきます。

屋台づくりワークシート

■ワークシートの使い方

ワークシートはSTEP1~Step6の流れに沿って内容を埋めていく作りになっています。

STEP1 屋台に活かす好きなことにのピックアップ

前回から皆さんの考えてもらっていた、各々の好きなことや得意なこと一覧の中で今回の屋台に活かしたいものをピックアップしていきます。
まずは一旦ピックアップしても後のステップで「こっちの方が良さそうだな」などあれば、後からでも入れ替えて大丈夫です。

STEP2 ターゲットの設定

「誰に届けたいか」を考えていきます。
夜市の客層である、子供、若者や子育て世代(子育てをしていなくても20~40代くらい)をメインターゲットとしたうえで、「特に届けたい人」と、届けたい人が屋台を通して「どんな状態になってほしいか」を考えます。

STEP3 屋台の内容

【いつ】8月17日 西都夜市
【どこで】あいそめ広場
【誰に】子供・若者・子育て世代(子育てをしていなくても20~40代くらい)
※ファミリー層のみを想定していましたが、ターゲットを広げました
※STEP2のターゲットと重複
【何を】STEP1で記入した好きなことの中から、STEP2のターゲットに向けて「最も屋台で提供したい」と思ったことをピックアップします。
【どうやって届ける?】屋台で出したいものが決まったら、どのような届け方があるかを考えます。

例えば、【マジック】で屋台をしたい場合
①自分のマジックを見て楽しんでもらう屋台
②簡単にできるマジックの方法を教える屋台 などなど

【コーヒー】で屋台をしたい場合、
①コーヒーを淹れる屋台
②お客さんの好みを聞いて、お客さんごとにおススメの豆を教える屋台
③西都市内のカフェの豆の香りを嗅いでもらい、一番好みに合いそうなコーヒーが飲めるカフェをおススメする屋台  などなど

屋台と言ってもいろいろな届け方があるので、いろいろな届け方を考えてみます。

STEP4 企画した屋台の内容をチェック

STEP1~3は自分の中で屋台を考えてきて、すでにある程度屋台の内容が固まってきたり、イメージがついてきたのではと思います。
そこでSTEP4では、SAITOBASEの運営から「この基準は満たしてほしい」というチェックリストを設定しているので、考えた屋台がチェックリストをクリアしているかを確認します。

■三方良しになっているか?
ビジネスの考え方に「三方良し」という考え方があります。
これは、売り手(自分)、買い手(お客さん)、世間・社会に良い商売が良い商売であるという考え方です。
世間・社会(第三者)と表現すると、少し自分と遠い話になってしまうので、今回のワークでは三方良しを
自分もHappyお客さんもHappy西都夜市を取り巻く環境もHappyと当てはめて考えて下さい。
西都夜市を取り巻く環境もHappyというのは、SAITOBASEの屋台ではなく西都夜市に出店している事業者さんや、西都夜市の環境、隣接するショッピングセンターPAOなども入っています。

例えば、先ほどの【コーヒー】で屋台をしたい場合、
①コーヒーを淹れる屋台を提供した場合、
SAITOBASEでは屋台をツールにコミュニケーションをとることを目的としているので、原価程度の金額でコーヒーを提供した時に、西都夜市に出店するコーヒーを提供するお店にはそのお店の料金があるにも関わらず、価格破壊を招いてしまう可能性があります。そうなると三方良しになっていないので、②か③の届け方に絞ります。

■余白はあるか?
余白=お客さんとコミュニケーションが生まれる隙と考えて下さい。
完璧にスムーズな屋台、何かを渡して完了する屋台ではなく、コミュニケーションが生まれるか?をチェックします。
再度、先ほどの【コーヒー】で屋台をしたい場合で考えると、
①②③全て当てクリアしていそうですが、①はあまりに時間が掛かりそうだったらコーヒーを淹れている間に他の場所を見てきます!という人が出てくる可能性がありそうなので、②③の方がベターそうです。

このような形で、自分で考えた屋台をチェックリストと照らし合わせ、どの届け方が最適かを選んだり、届け方を工夫したりしながら最終的に屋台の中身を決定していきます。

STEP5 屋台のデコレーション/STEP6 準備リスト

STEP5では屋台の内容からレイアウトやデコレーションを考えます。その際に西都夜市のchillな世界観を壊さないかなども考えてみてください。
形が定まってきたら、屋台に必要なものを準備リストに記入します。

完成した屋台づくりワークシートをもとに、この後のステップで屋台を作っていきます。

第2回の活動ではワーク時間が短く屋台の内容が何となく決まった人やまだイメージがつかない人など、進み具合は様々なので、ここから西都夜市までのスケジュール感などは改めて調整して、LINEグループで調整いたします👋

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