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ポータブル屋台「FLIP STAND」完成

SAITO BASEでは、西都市のオーダーメイド家具工房YAMATO Wood Worksと協働で、まちづくりに活かせるポータブル屋台「FLIP STAND」を開発。
このFLIP STANDは、これから西都市のイベントや小商いを始めたい方にレンタルすることで、より西都市が活性化することを目指して制作しました。
また、制作にあたっては、西都市に住む子供たちをまちづくりに巻き込むため、子どもたちと一緒にワークショップで制作しています。
この記事を通して、私たちが開発したFLIP STANDのことをより知ってもらえると嬉しいです。

FLIP STANDのこと

コンセプト

「やってみたい」を実現できる
自由な発想や思考を広げ、羽ばたくきっかけになる屋台。
年代を問わず、どこででも、いろんな人やものに出会える場所に。

FLIP STANDを使って様々な事業が生まれて、街が元気になる循環が生まれるきっかけになれたら嬉しいなと思います。
組み立てに手がかからず、FLIP STANDがあるだけでその場の雰囲気がオシャレになって、誰のどんなサービスにも馴染むよう、シンプルでミニマル、ナチュラルな雰囲気をイメージして制作しました。

FLIP STANDの作り方

FLIP STANDは、西都市の小学3年生~高校生の子どもたちを対象にした、DIYのワークショップ形式で制作しました。ワークショップには、開発から携わってくれたオーダーメイド家具職人の「YAMATO Wood Works」さんにご協力頂き、子どもでもDIYの技術や知識の習得しながら、楽しんでものづくりに触れることができるよう、ワークショップを設計しました。
参加してくれた子どもたちは、協力し合いながら作業を進め、地域の絆を深めるきっかけにもなったのではないかと感じています。
また、 市民が参加することで、取り組みの持続性が高まり、主体的に関与することで、課題への解決策や持続可能な活動の継続についても意識しやすくなるのでは無いかと感じました。

DIYワークショップでFLIP STANDの制作風景

一台一台に名前の付いたFLIP STAND

完成したFLIP STANDには一台一台それぞれに、制作した子どもたちが〇〇号と名前をつけてくれました。制作者自身の名前がついているものや、「この屋台から色々な出会いや挑戦が始まって欲しい」という期待が込められた名前など、作り手によって名前の付け方は多様。
これから先、様々な場面で使い続けてもらうなかで、作り手が使い手を応援している気持ちを名前を通して伝承できるのではないかと感じています。使い手も、名前を通してFLIP STANDを作った人がいることを意識することで、この先もずっと大切に使ってもらえるはずです。
FLIP STANDを活用してもらう中で、想いを込めたコンセプトや、制作者が付けた名前が受け継がれ、多くの人々にポジティブな影響を与えられることを願っています。

DIY完成後は屋台を命名

FLIP STANDを使ってほしい場面

実店舗を持たない人、初期投資にあまりお金を掛けられないけど目を引く売り場を作りたいなど、「はじめたばかりの人」や「これからはじめたい人」にFLIP STANDを使って頂けると嬉しいです
お店に限らず、これから挑戦したいことや始めたいことがある人、学生や子ども会、活性化イベントや学校行事など、人や場所に限らず挑戦ややってみたいのハードルを取り払い、応援できるツールでありたいと思っています。

2024/2/17Branch Marcheで初お披露目となったFLIP STAND
シンプルなので、出店者さんらしさを出してカスタマイズが可能性です

文章:安藤舞美
編集:田上沙慧美

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