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本屋さんが無くなってほしくないと切実に思う


僕は今でこそ多少は本を読むようになったものの、社会人になるまでは読書の習慣はほぼゼロに等しく、年に一冊読めばいい方だったと思う。
ただ、そんな僕でも本屋さんは昔からずっと好きで、本屋さん特有の雰囲気というか空気感みたいなものがとても落ち着くし、なんとなく楽しい。
個人的に道路沿いとかにある本屋よりも、駅の中や、ショッピングモールの中にある本屋の方が好きで、大げさに言えば砂漠の中でオアシスを見つけたような気分になる。本屋さんに寄り道して適当に暇を潰す時間は日常に小さな幸福感を与えてくれる。

でも、そんな幸せな時間はそう遠くない将来、消滅してしまうかもしれない。昨今の電子書籍や通販サイトの普及によって、本屋さんが徐々に減少してしまっている。本当に勘弁してほしい。
本屋さんが減ることは、当然ブックオフなどの古本屋にも影響するわけで、ブックオフ好きの僕からするとこれも非常に悲しい話である。ブックオフの100円コーナーで新品同然の本を見つけたときの喜びを感じることは無くなってしまうのだろうか。

数ヶ月前、地元を散歩していたら街の中で唯一と言ってもいい書店であるTSUTAYAが潰れていた事に気づいて悲しくなった。今の自宅から近いTSUTAYAも潰れたばかりだというのに。(これは本よりもレンタルビデオ等の需要低下が原因だと思われるが)


先月、X(旧Twitter)でTestosterone(@badassceo)さんが本屋さんに関してポストしていた。その一部を抜粋して紹介します。


いやいや、怖すぎる。でもこんなことが理論上は起こり得るわけだからどうにかしないといけない。僕たちにできることは、とにかく本屋さんに足を運んで本を買うことしかないと思うけど。


先日、『世界でいちばん透きとおった物語』という本を読んだ。

(一応アマゾンのリンクは貼るけど、なるべく本屋さんで買おうね!)

この本、「紙の本でしかできない仕掛け」で話題になっていたから買ったけど、本当にその通りで、今までに味わったことのない衝撃と感動を体験できた。電子書籍の普及が進むことで、将来的に紙の本がゼロになる可能性だってあるわけだから、そうなったらもうこんな体験は二度とできなくなってしまう。(逆に電子書籍でしかできないトリックを発明する鬼才が現れるかもしれないけど)

ちなみに僕は紙の本が好きでそれしか買わないけど、電子書籍を否定するつもりは一切なく、むしろ技術が進歩して便利になって人々に受け入れられていくわけだから、それは素晴らしいことだと思っている。どちらもいいバランスで共存できる未来になるといいな。

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