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長い散歩45日目

2024/6/28 Friday

九州に線状降水帯発生と予報が出ています。
まだ降っていませんが、たっぷりと雨を蓄えた雲は今にも破けそうです。
雲の様子で、北の方が降らないとみて、昨日通り過ぎた門司港に行くことにしました。google先生は山道を選択。

とは言え大丈夫かなぁ?

門司港に下る坂の途中にある、九州鉄道記念館に入りました。
私はテツではありませんが、やっぱり男って乗り物好きですからね。変な意味じゃなくて。
展示棟は旧九州鉄道社屋で、それだけで見る価値があります。

昔は鉄道会社は地元の名士だったでしょうね。
入ると明治時代の客車、中は畳敷きの座席でした。
2階は各ブースで鉄道の歴史
会社入ったころは、まだチョキチョキしてましたね。
有楽町の駅員さんリズム良かった。
ここらへんは知ってるけど
ここらへんは知らないなぁ
客室に入れます。懐かしい匂いが・・・
屋外だけど屋根付きなので、車両の保存状態はいいです。

見終わって晴れ間も見えてきたので、スーちゃん出動です。
坂を駆け降り門司港へ。
昨日雨の中、関門トンネルを抜けた左手に、何やら由緒ありげな建物があったのでトンネル方面に走りると、手前に門司電気通信レトロ館があり、入ってみました。建物自体も門司初のモダニズム建築、当時、女性の花形職業だった電話交換手は300名近くいたそうです。
1階フロアには電話の歴史、変遷が分かる新旧の電話機などが展示されています。シモシモ~のショルダーホン懐かし~。昔メリヤス屋の息子が草野球に持ってきて、寝坊してる奴を電話でたたき起こしてました(笑)
その後のごっつい携帯も「私をスキーに連れてって」に出てましたね。時代を感じます。
受付のおねえさんが昔の交換手体験ができます、と言うのでやらしてもらいましたが、なかなか気を遣う作業でした。さすが憧れの職業。
昔は、さっきの鉄道、通信、電力会社に入ればエリートですからね。

由緒ありありですね。
新旧電話機
もともとは車載電話だったんですよね。
まだポケットには入らない。。
プッシュホン うちもありました。計算機にもなるんですよね。使い方すごくめんどくさいけど。
モールスチャレンジしましたが、何回やっても・・・
左私・右おねえさんでモシモシしました。面白かった。

見終わって、親切に案内してくれたおねえさんに挨拶し、これから門司港を見て回ると言うと、三宜楼をすすめられました。そこのスタンプを持ってくれば、非売品の電話ストラップを差し上げます。というので早速行ってみました。
入ってみると、地元ボランティアのおじさん(タブン)がビデオを見せてくれて、室内はご自由にご覧下さいと案内してくれました。
建物は、商才にたけた三宅アサが昭和初期に創業し、贅の極みを尽くした圧巻の木造三階建て、トップクラスの芸妓 · 舞妓が集まり、往年の門司三羽ガラス、出光佐三、中野真吾、久野勘助が闊歩していた時代の最高級料亭だそうです。そんな時代を見てみたかったものです。
ただ、取り壊しの危機があって、地元有志の懸命な保存活動で、現在は「ふく割烹」で使われているそうです。営業していないときは自由に見学できるそうで、すごく見ごたえがありました。

間に柱の無い2階大広間 すごい!
各照明も写真からオリジナルを模して造られたそうです。

おねえさんにすすめられなきゃ、タブン見なかったでしょう。得した気分です。そして再び電気通信レトロ館に行ってストラップをいただいて、さらにお得な気分。おねえさんありがとう!

黒電話ストラップ ゲッツ!

晴れ間も見えるようになってきました。
門司港の周りを散策します。
歴史を感じる建物がいっぱいあって、横浜よりはこじんまりしていて、スーちゃんと路地を縫いながらの散策はとても楽しかったです。

後ろに関門橋
 港の周りには重要有形文化財がたくさんあります。
北九州市大連友好記念館
旧門司税関庁舎
歩行者専用道の跳ね橋 1日5,6回上がるそうです。
旧横浜正金銀行門司支店
旧門司三井倶楽部
旧大阪商船
門司港駅
出光美術館は定休日でした残念

あんまり遊んでると日が暮れてしまうので、車に戻り、町の銭湯に行きました。ザ・昭和な銭湯で、地元の人に交じりひと汗流してさっぱりしました。

電気風呂が中央にあって、手すりがビリビリしました。

門司に泊まりたいなぁ。実は通信レトロ館のおねえさんと、長い散歩の話をして、今日は門司に泊まりたいと言ったら、ホテルの数が少なくて高い宿しかないと言われました。ネットで検索しても確かに球数も少なく、小倉の方に行かないと宿はありません。残念。
しょうがないので今宵のことは博多方面に走りながら考えることにしました。その途中、左手に何やら由緒ありげな建物が見えました。
ここが、雨の中関門トンネルを抜けたとき見た建物でした。門司港の先だったのを勘違いしてました。今日は雨も降っていないので車を停めると、建物は旧サッポロビール九州工場でした。

南は雨、北は晴れ作戦的中

後は博多方面に向け走り、見つけたネットカフェに入りました。
風呂上がりの喉を潤したいのと、北九州名物?スナック。探検隊員として責務も果たさねばと、念のため、ホント念のために、google先生に聞きました。「キレイなママのいるスナック」、歩いて30分弱のところにチラホラ。そこに向かえば居酒屋もあるだろうと歩き出しました。
工業地帯から鹿児島本線のアンダーパスを抜けると、団地など見えてきてホツとします。酒屋さんの前を通り過ぎ、というか通り過ぎてから戻りました。こちらも北九名物角打ちじゃないですか。新参者なので端っこで酎ハイを吞んでいると、常連さんに「さっき通り過ぎましたよね?」と言われたので、正直に「面白そうで戻されました。」と答えた後、サイテー散歩の話をすると、話が弾みました。
当然のごとく皆さん常連さんですが、私の横に座ってるおねえさんは地元外の人、なんと全国の角打ちを周っているそうです。すごい!
いろいろ地元の話を聞けました。どこそこの寿司は昔安かったけど今はお高くなってもう行かねえ、とか7月の戸畑祇園大山笠の時に来いとか、お店のお母さんがポスターを持ち出し「通潤橋」に行けとか(なぜならお母さんの故郷)常連さん達も何人か入れ替わりましたが、Iさん、Suさん、平家の末裔?Siさん他多数の方々と楽しい話が出来ました。途中からカナダから移住してきた人も?
8時前にお開き、酒屋さんですからね。
目的地のスナックに行くと言うと、ここからまだ20分強の歩き。Suさんが家の方面なので途中まで送ってくれました。Suさんも誘ったんですが、近所のスナックにはいかないそうです。(笑)

戻らざるを得ない引力が
動画も見せてもらいました。
お母さんの故郷

着いたスナックは大盛況。岬ママも女の子たちも気さくで可愛い子ばかり。でかした!google先生!
そうだ、コトネちゃんに、地元柳川に行って原田のうなぎを食え!と指示を受けたので、九州は左回りに周ろうかなぁ。
遭難しそうなのでタクシーで帰りました。。

わたくしホーマニストなもので、うれしい!

明日はどこに行こうかな。

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