富裕層の生態(2)
前回に引き続き、富裕層の生態について、キングコング西野さんの夢と金から紹介させていただければと思います。
日本車、ベンツ、スーパーカーのそれぞれの値段について
日本車はせいぜい「200万〜400万円」といったところです。
ベンツは「700万円」ぐらいでしょうか。
そして、スーパーカーは「ウン千万円」。
「役に立つけど、意味がない車(機能しかない車)」が一番安くて、
「役に立つし、意味がある車」が次に高くて、
「役に立たないけど、意味がある車(意味しかない車)」が最も高い。
前回の記事の図を参照してください。
さて、「プレミアムとラグジュアリーの違い」の話に戻ります。
ここの図の中で、「プレミアム」と「ラグジュアリー」は、それぞれどこに位置するのでしょうか。
「プレミアム」とは「競合がいる中での最上位の体験」のこと。
多くの人が「より性能が高いもの」を求めるので、競合よりも性能が高いものに、高値がつきます。
日本車や、BMWやベンツは、「競合がいる中での最上位の体験」を提供しています。
気になるのは、「ラグジュアリー」ですね。
「ラグジュアリー」とは「競合がいない体験」を指す。
フェラーリや、ランボルギーニを選ぶお客さんは、「より便利な車」を求め、各メーカーの車を乗り比べてみた結果、フェラーリやランボルギーニに辿り着いたわけではないと思います。
最初からフェラーリやランボルギーニを買おうと思って、フェラーリやランボルギーニを買っていると思います。
フェラーリやランボルギーニには競合がいないのです。。。
ハイブランドも同様だと思います。
「GUCCI」の服を買う時は、最も着心地の良い服を求めて服屋さんを回るのではなく、GUCCIのお店にいきますよね?
競合はいないのです。
ここまでの説明で「プレミアム」と「ラグジュアリー」の違い(位置)が把握できたと思います。(私もここまで読んで、理解できました。)
そして、「プレミアム」と「ラグジュアリー」の間に、とんでもない値段の開きがあることも理解ができると思います。
自動車で言えば、「プレミアム」と「ラグジュアリー」の値段は一桁二桁と違っていきます。
なぜ、「プレミアム」と「ラグジュアリー」で、値段の差がこれだけ出てくるのでしょうか?
本では「値段を決めている人が違うから」とのことでした。(←なるほど・・・)
「プレミアム商品」の値段を決めているのは「お客さん」
競合商品と比べ、「こっちの方が、これくらい便利だから『プラス300円』はちょっと・・・」といってような感じで、お客さんの納得感がそのまあ相場になるので、機能が跳ね上がらない限り、値段が上がることはないと思います。
お客さんが値段を決める商品の値段を上げるには「理由」が必要になってきます。
「ラグジュアリー商品」の値段を決めるのは、ラグジュアリー商品を取り扱っている人間である。
「機能」に値段が紐づいているわけじゃないため、売り手の「言い値」にな理ます。
そのため、値段は跳ね上がりますが、高値をつけたところで「買う人」が一人もいなかったから意味がないのです。
しかし、ラグジュアリー商品には「買う人」がいます。
売り手の「言い値」にも関わらず、「買う人」がいます。
さて、ラグジュアリー商品はどうやって「言い値」に納得感を持たせているのでしょうか?
これは「技術」です。再現性があります。
ラグジュアリーの作り方について説明してこうと思ったのですが、それは次の機会にご紹介できればと思います!
ここまでのご精読ありがとうございました!
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