エヴァだけは観んといてくださいよ!
エヴァンゲリオンの良さは、複雑なストーリーの奥にある、登場人物の精神的な葛藤にあると思います。
「エヴァ好きな人よくいるけど、なんでそんな人気なのかわかんない」という方に向けて、その理由を、大ファンである僕なりにまとめてみます。
エヴァが好きだ
音楽、映画、アニメ、、、
僕には、それぞれの分野において、圧倒的に好きな作品があります。
音楽だったらOut Loud(詳しくは以下)
映画だったらFight Club
そして、アニメだったらエヴァンゲリオンです。
え?エヴァは劇場版あるから映画じゃないのかって?
うるさい!だまれ!そこはスルーしろ!!
エヴァが終わってしまった
そんなエヴァの完結編「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が現在公開中です。
ちなみに僕は二回観ました。笑
同じ作品で二回映画館行くの、これが初めてです。
ネタバレを回避せずに感想を書けないため、詳しくは別記事にしたいと思います。ただ「エヴァが好きで良かった」と、心から思えるような作品でした。
何故、こんなにも惹きつけられるのか
僕のように、エヴァに特別な想いを持ってる人は日本中に数多くいると思います。
最初に放映されたテレビシリーズから25年以上経っているというのに、なぜこんなにも、人々を惹きつけてやまないのでしょうか?
それは、エヴァが他の作品とは、一線を画する、唯一無二な作品だからだと、僕は思います。
エヴァ=神話×心理学の話
ロボットアニメと勘違いされやすいですが、エヴァはざっくりいうと神話と心理学の話です。
旧約聖書をモチーフにした複雑なストーリをベースにした上で、根底には生々しい心理描写がある。というのがエヴァです。
神話がベースであることから、エヴァが原因で旧約聖書についていろいろ調べてしまい、妙にその辺りだけ詳しくなってしまった学生時代を過ごした方も少なくないでしょう。。。
まさしく中二病の元凶。
©️斉木楠雄のψ難
ただ、ホント、うまく引用してるんですよ。。。(禁断の果実や、十二使徒、etc…)
そして「よく、こんな緻密な設定を作れるな」と感心してしまうほど、複雑で独創的なストーリーになっています。
ノーラン監督の映画みたいに、見終わった後にいろいろ考察サイトとか読んでみたくなるような作品が好きな人には、絶対合うと思います。
心理描写こそがエヴァの醍醐味
ただ、こういう複雑なストーリーの話なら、他にも色々あります。
エヴァが独特なのは、その先にドロドロとした心理描写が描かれていることです。
さらにこれは、ただ描かれているのではなく、物語自体にも大きく影響してきます。
(例えば、精神的に安定していないと、エヴァとのシンクロ率が落ちて動かせなくなってしまう。であったり)
製作者側がよく、インタビューでエヴァのことを「主人公碇シンジの成長物語」と言っています。
まさしくその通りで、エヴァンゲリオンは、シリーズを通して、シンジくんやその他登場人物の成長が語られています。
エヴァに登場するキャラクター達の性格・欲望は、極端に描かれているために完全に共感はできないにしても、どこか、誰もが感じたりしたことがあるようなものばかりです。そのような悩みを抱え、もがく姿が、とても人間らしく描かれてます。
「友情・努力・勝利」のよくある成長ストーリーとは全く違います。シンジくんも、成長したと思った矢先に一発でメンタルがやられたりします。
これが、観る側としては共感でき、また引き込まれていく要因だと思います。
エヴァは、覚悟して観たがいい
複雑なストーリーで観るものを惹きつけた上で、心理描写でどっぷりとハマらせるエヴァンゲリオンは、さながらアリ地獄のように一度観た人を掴んで離さない作品です。オススメしますが、観るときは覚悟して観たがいいと思います。
ちなみに、エヴァには大きく以下3シリーズがあります。
1.旧シリーズ
(テレビアニメ26話+旧劇場版「Air/まごころを、君に」1作品)
2.漫画版
3.新シリーズ
(新劇場版「序・破・Q・シン」4作品)
今公開中なのは「3.新シリーズ」の最後であり、1.〜3.で挙げられたエヴァシリーズの集大成と言えるものです。
これらは全部別の話なので、どれが良いとはとは言えない、むしろ1.から順に全部観るべきと思うところですが
個人的には「1.旧シリーズ」が一番、この記事で挙げた心理描写が深く重く描かれているため、まずはこれを観てみるのがオススメです。
旧劇場版の衝撃的なラストを観たときには、深い深いアリ地獄から抜け出せなくなっていることでしょう。
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