日経平均は大底をつけていない―戻り高値はいくらか

世界的に株価が戻り基調になっています。

では、株価は大底をつけて、日経平均でいえば、2021年2月16日に付けた30,714円の高値を更新していく上昇が始まったのでしょうか。

結論を言うと、筆者は、本エントリーのタイトルにもある通り「日経平均は大底をつけていない」と考えています。

そして、この上昇の高値がいくらになるかについて、チャートからヒントを得られました。

まずは、現在の日経平均の日足チャートをご覧いただきたい。

6月20日の安値である25,520円を底にし、2か月近く上昇してきています。
そしてその上昇幅は、3000円以上となっています。

ところで、ここで強調したいのは青い矢印で指している7月5日の株価の位置です。

なぜなら、筆者は以下の記事で、「2022年7月初旬には日経平均は一旦のボトムをつけやすい」と予測しました。

日経平均がボトムをつける時期を見極めるヒント|税所|note

実際に株価はその通りの動きになったわけです。

さらには、この記事の中で、7月5日が重要な日付であることを説明しています。

その理由を知りたい方は、是非上の記事をお読みいただければ幸いです。

この記事を参考に、7月5日の終値26,423円でロングポジションをとっていれば、現時点で、2000円以上の上昇幅の利益を得られたことになります。

6月20日の実際のボトムは見逃していたとしてもです。

さて、ここからが本題の、現在の上昇の高値がいくらになるかという点です。

まず、実は、筆者も今回の上昇がここまで大きなものとなるのは意外であったことを告白しておかないといけません。

このため、あらためてチャートをつぶさに観察しました。そして、新たな発見がありました。

まずは、2つの日経平均のチャートをご覧いただきたい。

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