緊張したら、ほめられた!?
子供の頃から緊張しいでした。
人前に出るとき。発言するとき。注目を浴びるとき。
心臓はドキドキばくばく。
顔からは火が出そうなくらいほっぺが真っ赤に燃え上がり
「ちゃんとしなきゃ」と思えば思うほど声は上ずるし
練習したこともいつもどおりになんてできやしない。
そんな自分のことを恥ずかしく思ったし、嫌だった。
成長とともに少しずつ人前に出る機会も多くなって
慣れたのもあり、自分の好きなことを大勢の前で伝えられるような機会が増えたのもあり
慣れてない場所などではもちろん緊張することもあるものの、比較的人前に出ることが好きになっていったように思います。
人前に出てもだいぶリラックスして話せるようになってきたし、
リラックスできるのは良いことだ。
緊張屋さん出身のわたしとしては
そのことをとても大きな進化のように思っていました。
ところがところが。。。
現在、manakiをお伝えしていくための講師トレーニングを受けています。
施術よりもはもう一歩深くまで感じる必要があるこのトレーニングでは
相手の意識が今どこにあるかを感じ取り、不安定に揺れる感覚・意識を安定の場所へ導き「そこ!」と明確に指摘してあげる力がmanaki講師には求められていて(←かなりの繊細さが必要)
そのためには自分が深く深く自分自身を感じ、安心と安定の中にいることが大前提。そして師匠には上っ面でできてるふりなんてしようものならバレバレ。
manakiについてはこちらも(公式noteの執筆担当しています)
例えるならばリアルHUNTER×HUNTERのような訓練をマジで続けている日々なのですが
実際に人前でmanakiを行う時、自分の中で
うん、リラックスしてるぞ〜、できてるできてる
と感じているときよりも
今わたし緊張してるわ!これ絶対バレる!
と感じているときの方が
なぜか褒められる。
一度や二度じゃない。
安心安定の中にいることが大切なmanakiで
緊張してるときの方が良い状態であるとはこれいかに? と若干混乱。
そこで自分がどういう状態だったのか、何が起こったのかを観察&分析してみた。
恐らくリラックスしてる時は、そのリラックス感や安心にいることは良いのだけどどこかフワフワしてるというか、エネルギーの輪郭がぼんやりしてるというか、そんな感じで。ふわぁ〜っと意識もすぐどこかに飛んでいっちゃう。
緊張している時は、心臓バクバクして緊張してる自分を自覚しつつも
「それでもやるしかない」と今できる感覚にひたすら集中していた。
そこには真剣さが生まれる。
真剣さとは、意思の力。
意思の力が加わると、ぼんやりとしたエネルギーの輪郭が見えてきて
そのことが「在る」という感覚、存在感すらハッキリさせる。
条件によって良し悪しが変わるのではなく
どんな状況でも、それを受け入れ、 ただ、やるのみ。
そうすることで最初は緊張がすごかったとしても
すぐに内側にある安心の感覚にふれられて、徐々に安定感も強くなる。
そんな体験だったのではと。
わたし、緊張することをダメなものだと思っていたんだな。
緊張→ダメなこと
リラックス→良いこと
そんな風にとらえてたことに気づきました。
自分の中で暴れだす緊張感に気づいた時
「緊張したくない!」と抵抗して何とかリラックスしようしようと頑張ってる時はどうやっても「上がって」しまい、どんどん波も大きく不安定になる。
緊張はそもそも良いものでも悪いものでもなく、ただの「状態」
緊張をなくそうとしなくていい。
今の自分を「緊張してるな」というただの状態として認識しながら
それでもやることを淡々とやっていると、上がった気は落ち着いて、安定へとつながる。
よく言われる「良い緊張感」ってきっとこういうことだね。
緊張している自分を、どこかで落ち着いて見ている自分がいる感覚。
そう思ったら最近は不意に出てくる緊張感に気づいた時、ワクワクするようになってきた(笑)
そうは言ってもまだまだ緊張に飲み込まれることもありそうだけど。
お産のとき、痛みに抵抗せずに受け入れたら気持ちよくなったように
緊張感も抵抗せずに受け入れること。
これって、すべての感覚に通じる話なのかもしれない。
あなたはどんな感覚に「抵抗」を感じますか?
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くろかわさいこ
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