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安心にかえる 【感じ続けることで変わったこと】
ざわざわしたとき、イライラしたとき、焦ったとき、不安になるとき
ひといき、深く呼吸をして、いまここの身体を感じる。
ほっと安心の感覚にかえる
目の前の現実は何も変わっていなくても
捉えている世界が変わる「感じる」という究極の魔法。
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ざわざわやイライラがダメで安心が良い、といった
言葉だけの単純なものでもなくて
いい気分、いやな気分にこだわらず
この瞬間をぜ〜んぶまるごと、全身全霊で味わってみる。
人見知り&HSPなわたしは、今でも新しい環境や、慣れない人たちの中に入っていくとき、ものすごく緊張してドキドキする。
この前も新しい場所に向かおうとするとき
心がザワザワドキドキして、いたたまれない気持ちになった。
うまく話せなかったらどうしよう、はずかしい、行きたくない。
「行きたくない」はその恥ずかしさやいたたまれなさから逃げたいから。
でも本当は、行ってみたい。
わたしはこのとき、なぜ恥ずかしいのかとか、いたたまれないのかの原因探しをするわけでもなく、どうすればうまく振る舞えるのかと行動論を考察するでもなく
「恥ずかしい」にも「いたたまれない」にも「行きたくない」にも「行きたい」にもジャッジをせず
ただただ、その瞬間に身体に起こっている目をそむけたいような「振動」だけを感じてみた。そして、真正面からその感覚を "むしゃむしゃ" とまさしく「食べるように」味わったのだ。
緊張感は少し和らいだが消えることはなかった。だけどそうすることで緊張感がわたしの身体の中に取り込まれた。
食べ物を食べたときのように「緊張」のエネルギーがわたしの一部として統合されるかのように。
もう「いたたまれさ」はなかった。
「緊張」とともに確かにそこにいる感覚になった。
そうしたらあとは簡単。この感覚のまま、行こう。ただそれだけだ。
ひとつひとつはとても、とても些細なことだと思う。
だけど今までどれだけこの些細な感覚を見ないふりしたり、ダメなものとして抑え込んだり、うまく行かせるための方法論に逃げていたのだろうか。
そこに気づき、丁寧に感じ味わうことで
嫌な気分から逃げることも、排除しようと頑張る必要もなく
その気分とともに、そこに落ち着く
いまの自分にくつろげる
いわば良いも悪いも、わたしの細胞の一部として身体の中に統合される。
それは結果的に、深い意味での絶対的な「安心」なのではないだろうか。
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くろかわさいこ
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