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ひな人形 飾る時期としまう時期

子どもの健やかな成長を願うとともに、災いを払う役目があるとされるひな人形。

みなさんのご家庭や職場では飾りますか?

【飾る時期】

・立春を迎えたら
・雨水(うすい)

「雨水」とは、二十四節気の一つで2024年は2月19日から3月4日にあたります。

この頃になると雪が雨へと変わり、草木が芽吹き始めます。

なぜ雨水にひな人形を飾るのか、それは厄を移した紙人形を水に流していたことが由来しているようです。

水が豊かになる雨水にひな人形を飾ると良縁に恵まれるとも言われます。

良縁=結婚だけではなく、これからの人生で出会う人や幸運など様々な縁を引き寄せるのではないでしょうか。

また、飾る向きは神棚と同じように南向き、東向きが良いそうですが、我が家は特に気にせず、家族の目に留まりやすい場所に飾っていました。

ちなみに避けた方がよいのは…
・29日(二重の苦)
・一夜飾り(前日や当日)

【しまう時期】

・啓蟄(けいちつ)
・旧暦の4月3日を過ぎたら

「啓蟄」とは、二十四節気の一つで3月5日から3月19日にあたります。

春の陽気になり土の中から虫たちが動き出す季節を指します。

もうしまうの?と思いますが、ひな人形が厄を引き受けてくれたのに、戻って来ると考えられていたようです。

ひな人形は、ほこりを払い、カビないよう湿度の低い晴れた日にしまうのが適しています。

「また来年ね!」と大事にしまいましょう。

早く片付けないと…!?

「ひな人形を早く片付けないとお嫁に行けなくなる」という迷信がありました。

これは「片付けもできないようではお嫁に行けない」とか「片付けを後回しにしない」と言うしつけ的な意味が込められていたようです。

私が子どもの頃、我が家は大好きなお雛様をゆっくり楽しみ、端午の節句の鯉のぼりを出すタイミングでしまっていました。

(面倒だったのでしょう)

飾る時期、しまう時期に明確なきまりはありません。それぞれのタイミングでお雛様を楽しんではいかがでしょうか。

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