仕事サボってパラグライダー
週末に悩みごとができ、週明けの仕事も忙しく、ついに週の真ん中仕事小ミスが増えた。
コレはダメだ。大きなミスを侵す前に休まねば!
その日午後から仕事を調整。次の日まる一日休みをもらった。
雨の天気続きとオケ錬でパラグライダーできる機会がなかなかなかった。
今日は絶好の東風。
マイエリアは今日はクローズのため、自宅から一番近い、間借りしているエリアで飛ばせてもらうことにする。
スクールハウスで入山チェック後テイクオフへ向かう。
「おはようございまーす!」と声をかけると、準備中の皆さんが手を上げて答えてくれる。
「おー、夜久し振りだなぁ。仕事サボりか。」
「はーい、サボって来ちゃいました!」
「そうやって夜がいろんなところで遊んでいる間に、ダンナが浮気するんじゃないの?」
と笑われる。いつもの私へのからかいだ😅
「ダンナじゃなくて、私が浮気したりして〜😁」
「なるほどねー、ダンナが仕事の合間にね!笑」
いつものように反射的に返して笑われる。
私は自分で言っておいて、内心落ち込む💧💧
バカだ…
いやいや、私は浮気するつもりはない。
1〜2mだったアゲンストの風が3〜4mに変わってきた。上昇気流が出始めたようだ。
スクール生(練習生)には少し出にくい強めの風。
自分の準備をしつつ、スクール生の皆さんのテイクオフを手伝う。
無事スクール生の皆さんを出して周りを見ると、すでに誰もいない😅
私の頭上20mくらいのところでTさんが旋回している。
「いいリッジだよ。夜も早くおいでー」と無線機でTさんが呼んでくれる。
一人きりだから慎重にベルトやライン、機材をチェックしてテイクオフ。
強めの風のため、足が地面から離れたとたん、垂直上昇。雲が割と低い。
Tさんが旋回しているところへ飛んで行くと…何もしなくても上がっていく。上のTさんの旋回は続いているのに。
私の乗ったのはどうも雲の吸い上げらしい。
このまま吸い上げられると雲の中に入ってしまう。
雲の中はホワイトアウトで大変キケンなので、入ってはいけない。
晴れ間の見える方へ逃げる。
雲が湧く、吸い上げられる、逃げる…を繰り返す。
一方、Tさんは余裕の旋回。
これは、体重の差である。
パラグライダーにとって、体重は武器。
ある程度体重があったほうが、機体をコントロールしやすい。
男性に比べて女性は軽い人が多いから、テイクオフ時は風に煽られやすいし、飛んでいても風に流されやすい。
雲にも吸い上げられやすい。
どこへ行っても吸い上げられるくらい、雲が多くなってきた。
逃げるのに疲れて、1時間ほどでランディング。
降りたところで、ちょうどスマホが鳴る。
センパイからのLINEだった。
「お久しぶり。今夜空いてる?飯食いに行かない?」
この人はいつもタイムリーだなぁ。
私が弱っているときに連絡をくれる。
「おー、行きましょう!」
と返事。
下山チェックして、皆さんにお先に失礼しまーす!と挨拶。
「またね〜!」と返してくれるのがうれしい。
次はいつ来れるかなぁ。