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#166 練習動画〜クレメンティ「グラドゥス・アド・パルナッスム」より〜

皆さま、こんにちは!

今日のnoteは、練習動画のシェアです。

曲はクレメンティの「グラドゥス・アド・パルナッスム」。

この名前を聞くと、原曲よりもドビュッシーの「子供の領分」を思い浮かべる方も多いかもしれませんね!

クレメンティ「グラドゥス・アド・パルナッスム」について

今回は初めて取り上げる曲集です!

ムツィオ・クレメンティが作曲した指の練習のための教本(1817年1819年1826年)。当時は指のために書かれた練習曲が少なかったので、ピアノ学習者にとって貴重な教本であった。

Wikipediaより引用

私もこの年になるまで楽譜を持っていなかったのですが、この度中学生のコンクールの課題曲になり、購入。

第1印象は…「ザ・練習曲!!

弾く前にパラパラ楽譜をめくってみると、いかにも、指の練習曲ですよ〜〜〜!!という印象を持ちました。

難易度的には

・ツェルニー50番の複雑版
・クラマー=ビューローの一つ一つの規模が大きくなった

と言うイメージでしょうか。上記の2曲集が弾けるレベルであればチャレンジできると思います。

クレメンティは1752年イタリア生まれ、モーツァルトやベートーヴェンとも直接関わった人です。クレメンティといえばソナチネは知ってる…!と言う人も多いでしょう。古典派らしい、かっちりとした明快さ、鮮やかさがありますよね。

そんなわけで練習曲集も、モシュコフスキーやショパンの練習曲に比べると、色彩感やロマン的な変化はあまりみられませんが、よく楽譜を見て聴いて弾いていくと、綺麗な場所や、モチーフやハーモニーの絡みが織りなす魅力を感じられる場所はたくさんあります。

うち、第6番を譜読みから20分程度練習する過程を、今回動画にしました。

シンプルですがいろいろ面白いポイントがある曲です。


今回の譜読み動画のポイント

練習は"無為な時間"をできるだけなくす!

今回は、技術的な練習をしながらも

・棒弾き、機械的に音を並べないために何を意識するか?
・一見シンプルであっさりした練習曲の楽譜から、音楽的な要素をどう読んで音にしていくか?

ということを主に重視しています。

トークはありませんが、変わりに「今、どういう意図でこれをやっているか」を字幕で簡単に説明しています。

意図のない、なんとなく弾き続けている…と言う時間は無いかと思います!

〜参考note〜

これまでも、練習曲については何度か解説や練習動画を取り上げています。

練習曲にしょっちゅう出てくる音階を音楽的に!


動画はこちらから

では、動画はここからです。

この曲は初めて見るな〜という方も多いのではないでしょうか?

一緒に譜読みしていくつもりでお聴きいただければ面白いかもしれません?

※初回の練習ですのであとから録音を聴くと、揃っていない部分や拙い部分もありますが、練習の意図や楽譜の読み方などをご参考にしていただければ嬉しいです。
※そして最後は予期しない理由で動画が終了しております…最後にキリよくまとめることはしていません。ご承知おきくださいませ…!

それではどうぞ!

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