#114 【ちょっと体育会系！？】テンポを上げるための具体的な練習！

こんにちは、さいりえです。

今回のnoteは、#112に引き続き、「ショパンのプレリュード12番の練習動画」をアップします。

ただ、今回はテーマを明確に絞っていますので、この曲以外にもエチュードや技巧的な曲、リズミカルな曲など、あなたが弾かれている曲の練習にもきっと役立つ面があるのではないかと思います！

そのテーマとは、

「演奏テンポを上げるための具体的な練習」

です。

今回は、まずはビフォーアフター動画からご覧ください。

 練習動画の「ビフォーアフター」

はじめての試み、ビフォーアフターです。

①Before（6月23日）

まずは、練習前の状態。

音もあやふやだし重いし、ポロポロミスするし止まるし…という状態です。

②After（6月26日）

こちらが、3日後の6/26にYouTubeとTwitterに投稿した動画です。

いろいろ気になる点はありますが、23日の動画とはずいぶん違うのではないでしょうか。

〜23日から26日に至るまでの経緯〜

この2本の動画の間の3日間ですが、まず23日の練習動画はこちらで公開しています。

↑
ゆっくり聴きながらの練習や、フレーズ、バランス、和声分析など総合的に練習しています。25分の動画です。

そして、24日は1日仕事だったため全く練習できず。

（22時に疲れて寝落ち→なんとか練習しようと23時に起きてみたのですが体が動かず、ただ頭が痛くなっただけでした…無理せずおとなしく寝るべきでした）

25日に1時間くらい練習して、26日に撮りました。

今日シェアするのは、その25日の練習動画です。

意識的にテンポを上げる練習って必要？

一般的には、しばらく同じ曲を練習していたら、「だんだん速く＆流れにのって弾けるようになってきた」というケースが多いのではないでしょうか。

ですが、ときには意識的にテンポを上げるというプロセスが必要になることもあります。

それは、たとえばこんなケース。

①短期間で仕上げなければならないとき
②技巧的にむずかしく、速く弾けない場合
③ゆっくりめのテンポに頭も体も慣れきってしまって動かせない場合

こういう場合は、具体的にテンポを上げる練習をしていく必要があります。

今回は①と②に該当するのですが、

「今日か明日に通して演奏動画を撮らなければならない」
「まだ十分に弾けていない」
「しかも重音の連続で（自分にとって）めちゃ難しい・・！」

という要素が満載なのです。

そのため、けっこう体育会系？な運動・動き重視の練習もやっていますので、紹介したいと思います（体育会系という言葉に語弊があったらすみません…トレーニング、身体運動的な内容という意味です！）。

なお、もう少し「全体を見つめた練習」「曲想や分析を重視した練習」の風景が見たい！という方は、同じ曲を前回練習している動画がありますので、そちらをご覧ください↓

今回は、「技巧寄り」「運動的な側面が強い」内容になっています。

動画の内容

今回は、ちょこっとダイジェスト動画（2分半）を作ってみましたので、お先にご覧になりたい方はどうぞ！

【ダイジェスト動画（2分半）】

実際の27分の動画で取り組んでいることやお話していることは、こういう内容です。（順序は異なる部分も。箇条書きです。すべては書いてません）

・速くして断片的に
・1小節も弾けなきゃ問題がある
・自分の中を活性化させる
・いつも、ゆっくりだけだと、モードやスピード感は得られない
・後ろからやる
・次の小節の最初までやる
・声部わけて
・音の分解と組み合わせ
・ずっと同じところを何度も弾いてるだけ…ではないのです
・音の読み間違え直す→必然性を高める
・こわいところでペダルふんじゃう→右足はずす　
・パーツに分ける
・一部分だけ徹底的にテンポあげる
・一度できたら数度弾いて確認＆定着させる
・手を震わす、腕の動きを素速く
・うまくいかなかった原因は？
・内声をインテンポでおぼえる
・ゆっくりでも移動は速く
・響きの特徴を覚えながら
・特定の拍だけを弾く
・拍の切り方変える

テンポを上げる具体的な練習動画はこちらから

では、動画本編をご覧ください。

もう一度楽譜を載せておきます。

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♪動画はこちらから（27分）