#26 美しい音でスタッカートを弾くための3つのポイントと実践の例(動画つき)

こんにちは!さいりえです。

今日のオンラインレッスンサロン note (第26回)は、「美しいスタッカート」について。

スタッカートというと

・短く切らなきゃ
・はねなきゃ
・音が連続するスタッカートだと硬くなっちゃう
・腕や手が固まっちゃう、止まっちゃう…
・レガートとスタッカートが順番に現れるとき、スタッカートは非音楽的になっちゃう

など、うまくいかないこともありませんか?

このnoteでは、

・美しく自然な音色のスタッカートを弾く(探す)ための3つのポイント

・実際の練習実践例の一部

を、3本の動画をまじえてご紹介します。

ポイント1 スタッカートだからといって「切ろうとしない」

わざわざ「切ろう」とすると、余分な力や不自然な動きが入ることがあります。

そうなると、音が固まったり、艶のない音になりやすいのです。

くわしくは、この下でご紹介する動画で、実際の音や体の動きとともに説明していきます。

ポイント2 音の出しはじめから消えるまでを1つにとらえる

・音が出る準備をする(イメージ&体の準備)
・発音(打鍵)する一連の動作
・音が響いている時間(スタッカートの場合短めですが、その時間)
・音を離す一連の動作
・完全に音、響きが消えるまで

これらの動きや音をひとつにとらえます。

それは、心の面もそうですし、体の流れ、そして耳のつかい方もそうです。

ポイント3 どんなスタッカートになるかは、出す前に決まる

ポイント2と関連するのですが、実はどんな風な音になるのかは、出す前にほとんど決まっています。

「音を出してから切ろうとする」と、美しいスタッカートにならないのは、このためなのです。

ここまでを、1本目の動画でお話しています。

動画① スタッカートで大事な3つのポイントについて


ここからは、実践の例ですが、ごく1つ〜2つの例を示しています。

また、曲によって、音の並びによっても弾き方はたくさんありますので、また実際の曲でも実践・解説していこうと思います!

実践の例①単音のスタッカートを美しく弾くためのポイント

まずは、1つの音をじっくりときれいに響かせる実践。

はじめはスタッカートと思わずに、ストレスのかからない、自然な音を出していきます。

それから、音がどのように消えていくのか、どう離すのかを探っていきます。

実践の例②複数の音のスタッカートを、無理なく美しく弾くためのポイント

ひとまず気に入った音が見つかったら、今度はポン・ポン・ポン…と複数の音を並べていきます。

単音ではできたことが、いくつか音が並ぶと難しくなることもあると思います。

実際の曲では、もっと速いスタッカートやややこしいスタッカートが山ほど出てきます。

ですが、まずは単音→少しずつ連ねていくのがスタートです。

難しい曲に取り組んでいる場合も、一度このくらい少ない要素に絞って、ゆっくりと体や音と対話しながら取り組んでみてください。

きっと何かの気づきが得られると思います。

実践動画はこちらから

実践の動画は2つに分けて共有します。

動画② 単音のスタッカート実践
動画③ 複数の音のスタッカート実践

それぞれ、3〜5分の動画です。どうぞご覧いただき、あなたも一緒にピアノに向かって実践してみられてください。

動画② 単音のスタッカート実践

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