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フィンランド留学の魅力(フィンランド りお)

こんにちは、moi!フィンランドに高校留学中のりおです!

この記事ではフィンランド留学の魅力をお伝えしていきます!
フィンランド留学の大きな魅力を3つに絞るなら、
自然 自由 価値観 
かと私は思います。それぞれについて詳しく書いていきますね!
No niin, mennään!

自然
フィンランドで自然はすごく身近な存在。人口密度が低いこともあって、都市にいても、車で10分行けば森や湖に出会えます。
自然の中へ行けば一人になってリラックスできたり、家族や友達と一緒にのんびり喋れたりして、いつも静かな幸せを感じています💗

の中での定番アクティビティは、散歩、きのこ狩りやベリー狩り、フィンランドのグリル(バーベキュー)、雪が降ればクロスカントリースキーなど。私もよく放課後にファミリー、犬と一緒に森に出かけています🌲
夜に森へ出かければ、美しい星空が見られます🌟冬の間はオーロラを見るチャンスもあります!

では、夏の間はスイミング、冬になればスケートや寒中水泳をして楽しみます
私は現地で中古のスケート靴を買って、何度も近所の湖に滑りにいきました。最初はスケートリンクの壁にせみのようにひっついて動くことすらできなかった私ですが、この冬の間に、アイスホッケーができるぐらいに成長しました😆
寒中水泳にも挑戦しました。一緒に行った友達も誰も入ったことがない中、みんなで叫びながらとび込んだのが思い出に残っています。湖で泳いで、サウナで温まってというのを数回繰り返したら、すごく良い温泉に入った後のお風呂上がりのような、最高のリフレッシュ感が得られました😇

ラップランド、フィンランドの北の地域では、最高の冬を体験することができます❄️家族旅行、友達との旅行、留学団体のキャンプなど、ほとんどの留学生はラップランド旅行を体験します。私も、秋休みとクリスマス休みを家族と一緒に、スキー休みを友達と一緒にラップランドで過ごしました。最低気温−30℃・2メートルの降雪という真冬の世界で、ダウンヒルスキーやクロスカントリースキー、そり滑りやバーベキューをして大自然を満喫するこ
とができます☃️

友達と寒中水泳をしたときの写真

自然は素敵とはいえ、観光客としても体験できることかと思います。ここからは、現地で暮らして現地の人と交流することで得られるものについて書いていきます。

自由
フィンランドは自由の国です。文化的な部分でフィンランドには日本よりもっと大きな自由があるかと思います。

まずはルックスの自由。校則は生徒の見た目を制約することはなく、メイク、髪色、ネイル、服、全てを自分で自由に決められます。フィンランドの高校では、流行が大事にされるというよりは、居心地がいい自分らしい服を着ることがスタンダードとなっています。また、日本より「痩せていること」が気にされていません。食生活の違いも大きいかとは思いますが、太ったことや太っていることが馬鹿にされることは決してないです。

学校の授業も、日本とは大きく違います。1限75分の授業の中には、ペアやグループでの活動が多く含まれ、エッセーやプレゼンの課題もたくさん与えられます。どの教科を受けるかも自分で選ぶことができて、私はこっちに来てから勉強が楽しく感じられるようになりました✊

フィンランドの人々には自由時間がたくさんあります。高校生はその時間で仕事をして自分でお金を稼いだりすることもありますが、休む時間を軽視することはなくて、家族や友達とのんびり過ごすことができるようになっています。
何もやることがない時間が一気に与えられて、これまで「空き時間ができれば勉強」という過ごし方をしてきた私にとって、初めは戸惑いが大きかったです。でも今では自分で積極的に友達を遊びに誘ったり、料理したり、散歩したり、言語学習をしてみたり、と自分が幸せな過ごし方をできるようになりました🙌




ファミリーと留学先の街で見た人生初めてのオーロラ

最後は価値観について。現地の人と一緒に10ヶ月過ごして感じた日本人との違いについて書いていきます。

価値観
違う価値観との出会いは、自分の世界を広げてくれます。自分にあった偏見に気づき、世界の見方や感じ方が変わり、自分や他人を今までとは違った側面から尊敬できるようになります。
フィンランドの価値観を知ったことは、私が留学して得たものの中で一番大切なものだと思っています。

フィンランドでは自由と平等がどちらもとても大切なものです🫶
小さな子どものうちから、人種やジェンダー、宗教などの違いを尊重するように育てられ、フィンランドのほとんどの人が違いに寛容な考え方を持っています。

フィンランドはジェンダー平等が進んだ国です。その事実があるにもかかわらず、老若男女みんなが口をそろえて「フィンランドにはまだまだ改善しなければならないことがある」と言っています。私は日本にいたときに女性差別を受けていた訳ではないけれど、日本のリーダーはやっぱり男性が多くて、なんとなく無力さを感じさせられていたようにも思います。こっちに来て、サンナ・マリン首相などたくさんの女性リーダーを身近に見てきて、「女子も世界を変えられる」という勇気を持てるようになりました❤️‍🔥

LGBTQ+へも多くの人が寛容な考え方を持っていて、同性カップルも広く受け入れられています。一度ホストシスターがふざけて私に「りおはおかまなわけ?」と聞いてきたときに、マザーが「もし本気でそれを聞いているならそれは優しくない聞き方だよ」と言ったことがすごく印象に残っています。

正直さはこの国ですごく当たり前なもので、日本文化の中で生きてきた私にとってそれは意外にも大きなカルチャーショックでした。嫌いなものは嫌いと言って、できない・わからないと思う仕事はそれを伝えて助けをもらう。嫌なことがあれば陰口を言うのではなくまっすぐそれを相手に伝え、相手の意見に合わせる必要はなく自分の思ったことを伝える。正直さの文化は私が現地で家族・友達と良い関係を築くのをすごく助けてくれました。

現地校の哲学の授業で、先生が「この世界を何らかの方法で良くしたいと考えている人は?」と聞いたとき、クラス全員の手がざっと挙がったということがありました。高校生はフィンランドではきちんと自立していて、自分の人生だけでなく自分の住む国、そして世界をしっかりと見据えているように感じます。環境、政治問題をしっかり意識し、自分の意見を持っている友達みんなから、私は何度も刺激を受けました。

そしてフィンランド人から学んだ一番大切な価値観として、人を尊敬する姿勢を挙げます。
留学生としての生活は、できないことだらけです。言語、何がどこにあるか、これはどう使うか、3歳児だってわかるようなことが分からない状態で過ごすことになります。特に言語に関しては、どんなに頑張っても話して見れば数えきれないほど間違いをすることになります。フィンランド人の家族・友達は、どんなに簡単な質問をしても、どれだけ変な言い間違いをしても、決して私を笑いません。現地語のテストで「笑うしかない」ような点数を取っても、フィンランド語で解いたのすごいよと褒めてもらい、現地語でプレゼンをしようとして台本を読むことすらままならず終わったときも、良いプレゼンだったよと声をかけてくれてました🥹
この国で大事なのは、人との対比や普通との対比ではなく、その人自身がどんな素敵な人なのかです。フィンランドは間違いなくありのままの自分でいることができる場所です🙂

フィンランド語で「受け入れる」は”Hyväksyä”といいます。”Hyvä”が「良い」なので、「良しとする」というようなイメージです。フィンランドでは自分と違うものも「受け入れる」、さらに「良しとする」人がたくさんいます。そんな国だからこそ、遠いアジアの国から来た私も、ここを故郷のように感じることができたのかと思います☺️


近所の湖。お気に入りの散歩ルートです。

最後に!
北欧3カ国は文化・地理的条件・社会福祉や教育など良く似ていて、私が書いてきたものは他の北欧諸国と重なる部分も多いかと思います。でもフィンランドだけの魅力というのももちろんあります。
それは…
ムーミン!  サウナ! マリメッコ!  サンタさん! サルミアッキ! …

ムーミンとサウナは特にフィンランド文化の根幹をなす大事なものです!北欧ならどこでもいいのではなく、フィンランドならではの面白い文化はたくさんあります。フィンランド文化で、日本で有名なものはたくさんあるのではないでしょうか。

最後まで読んでくださりありがとうございます😊フィンランドのことを少し知ってもらえたでしょうか。

それではまたの機会まで、moi moi!


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