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理想の人生を送れる仕事条件の見つけ方

さい乙です。先頭固定記事でも書いたように、このnoteは「後悔しない人生」を送るために「生き方改革」し、より理想的な人生に「リ・ライフ」するのが目的。
そのファーストステップとしては、自分が「どのような人生を送りたいか?」を知り、それが実現できる「仕事条件」を見つける必要がある。
そこで、今回は「自分が望むこと」が何なんなのかを、ワークショップ形式で整理し、その上で「実現するための仕事条件」を考えてみよう。
なお、僕のケースをサンプルとして記載するので、参考にしてね。

STEP1:やりたいことを書きだす

最初に、自分が「やりたいこと」や「就きたい職業」など書き出してみよう。
「ワシを飼いたい」「世界一周をしたい」「コピーライターになりたい」など、なんでもいいので目標として5個以上書くこと。
ただし、内容によっては、できるだけ具体性があるほうがいいものもある。たとえば、「考古学者になる」と「遺跡発掘がしてみたい」は微妙にゴールが違うので、自分がどうしたいかをキチンと把握しよう。
基本的に「映画俳優になりたい」など「実現が困難」と思うことでも、とりあえず書いてみることが大事。
この時点で「心にブレーキ」をかけたくなるかもしれないけど、誰がみるわけでもないのだから気にする必要はない。
たとえ「綾瀬はるかと結婚したい」とか、第三者の気持ちが影響するものでも、億万長者になったりしたら、チャンスがないとも限らないからね。
でも、「クモに噛まれて超人的能力を経てスーパーヒーローになる」とか「宇宙戦艦のクルーになる」みたいに、超自然的なことや現代科学で実現できないことは、さすがに書かなくていい。
書き出すといっても、あとで追記するので、手書きよりもパソコンで書いたほうがいいかも。

ってことで、ここは恥を忍んで僕のサンプルも載せて見ていこう。最後の二つは完全に難しそうに見えるけど、とりあえずはこれでOKなのだ。

・旅行に行きたい
・海外ドラマを一日見ていたい
・レゴブロックの創作活動をしたい
・美味しいもの食べたい
・映画を撮りたい
・小説家になりたい

STEP2:やりたくないことを書きだす

次は、反対に「やりたくないこと」を書き出してみよう。
「やりたいこと」を書くのは抵抗あるかもしれないが、「やりたくないこと」は現実に「やらされていること」を思い浮かべばスムーズに書けると思う。
もちろん、社会生活を送っていれば、やりたくないことをやらなければいけないこともある。
でも、100%やらないで済まなくても、避けて通れることもあるはずだ。
究極もし「働きたくない」のなら、「できるだけ働かないで済む方法」や、「自分自身が働いていると感じない」仕事を見つけるのも手だ。
だから、これも「避けることはできない」と決めつけずに、1,2個でもいいから書いてみよう。
こちらも「スタンド使いになりたくない」とか、現状非実現的な内容は書く必要はなし。

・早起きしたくない
・通勤ラッシュで電車に乗りたくない
・食事するときに並びたくない

なんだか、書いていて社会人として落伍者な気がしてきたけど、事実やりたくないので仕方ない。

STEP3:実現のために必要なことを書き加える

STEP1.2でリストアップしたことを実現するために、何が必要かを書き加えてみよう。
これも、荒唐無稽でもいいから、思いつくまま何でも書くこと。
たとえば「クルーザーがほしい」なら、購入する資金や維持費、運転するための船舶免許などが、最低限ほしいところ。実際には、船舶免許を取るための休日などもいることだろう。
ただし「物理的なもの」や「環境」だけを書いて、「実力」や「才能」とか「運」に関係することは書かなくてOK。
つまり、「クルーザーがほしい」に「宝くじを当てる」と書いてもしょうがないし、「綾瀬はるかに会いたい(どんだけ綾瀬推し?)」に「ドラマのロケに遭遇する」などとを書いても意味がないということ。

そして、僕の例だと以下のような感じになる。

<やりたいこと>
・旅行に行きたい
→休暇、金(旅費)、家族との調整
・海外ドラマを一日見ていたい
→視聴時間、金(コンテンツ代)、深夜にテレビ(ビデオ)を見られる空間
・レゴブロックの創作活動をしたい
→作業時間、金(ブロック購入費)、作業場所
・美味しいもの食べたい
→お店への移動時間、金(食費)、美味しいお店の情報
・映画を撮りたい
→撮影時間、金(制作費)、作業場所、役者、シナリオ
・小説家になりたい
→執筆時間、金(資料費)、作業場所

こうして「やりたいこと」を整理していみると、僕の場合は主に「時間」「金」「場所」が必要なことがわかる。
そして、皆さんが書き出したものも、大半はそこに帰結すると思う。
たとえば「一日中寝ていたい」が希望だとすると、寝ていていい時間と、それを確保できる働かなくていいだけの金と、昼夜を問わず寝ていてかまわない場所が必要だからね。
さらに、場所についてはある程度金で解決できるので、結論的には「時間」と「金」が課題となることがわかる。

次にやりたくないことを精査してみると……

<やりたくないこと>
・早起きしたくない
→フレックスタイムの会社、リモート作業ができる仕事、自営業
・通勤ラッシュで電車に乗りたくない
→フレックスタイムの会社、リモート作業ができる仕事、会社の近くに住む
・食事するときに並びたくない
→休憩時間の決まっていない会社、リモート作業ができる仕事、自営業

僕の場合、やりたくないことは、「仕事関連」が多くなった。
だから「しない」を実現するためには、融通の利く会社で働くか、自営業かになれば回避できる。
「並びたくない」以外なら「会社の近くに住む」ことでクリアする方法もあるだろう。
人によっては、僕のやりたくないことは全然苦にならないかもしれないし、「育児」など避けて通れないものもある。
だから、ここの解決方法は人によって違うだろう。
まずは、サンプルを見ながら、必要なことを整理してみてほしい。

FINAL STEP:理想を実現できる仕事の条件を考える

最後は、ここまでのSTEPでわかった理想の人生を実現する仕事の条件を考えてみよう。

前のSTEPで「時間」と「金」が課題と書いたが、「時間」が増えれば「金(収入)」が減るので、どこまでを許容できるのかを考え、トレードオフしなければならなくなる。
だから、「やりたいこと」を実現することと「やりたくないこと」をやらないことが、時には相反する場合もあるだろう。

たとえば、極端な例で「毎日、映画を見て過ごしたい」「映画関連のグッズがほしい」というのが希望だとすれば、時間も金も必要だ。
その場合、残業の少なそうな「公務員(職種にもよると思うが)」になり、それなりの収入とそれなりの時間を確保するのも方法のひとつだ。
また、なれるかどうかは別にして、「映画ライターになる」……という選択肢もあるだろう。

いずれにせよ、無理にフリーランスの世界に飛び込むことはなくて、正社員でも条件にあった仕事があればいい。
それが見つからないか、そもそも無理なのであれば、シフトの自由が利くアルバイトでもいいと思う。
特に、「やりたいこと」=「仕事(職業)」の場合、その理想を実現させるまでは「食うための仕事」と割り切って、活動に影響のない範囲で働くしかないだろう。

「生き方改革」で「リ・ライフ」するということは、

「仕事=食うため」ではなく「やりたいこと=理想の人生」を優先しよう

ということなのだ。

僕の場合は自由な時間がほしいので、週5日以上働く可能性の高い「正社員」では無理と判断し、「フリーランスの編集・ライター」を生業とした。
これにより、取材などがなければあまり時間に拘束されないため、好きな時に海外ドラマを見れるし創作活動もできる。もちろん、「やりたくないこと」はすべてクリアしたといえるだろう。
また、リモート業務が可能だから、リアルな打ち合わせなどの予定がなければ旅行先でも仕事ができる。
つまり、自由な時間を手に入れたわけだ。

ところが、以前フリーランスとして活動をしていたとき、収入的には不安定になる失敗をした。そのときは、手持ちのコレクションをヤフオクなどで処分して、生活費に充てて凌いだこともある。
現在は、その経験を活かして、趣味を利用した「レゴブロックのクリエイター」という副業も用意している。
これにより、金銭的な補填ができるだけでなく、地方からの依頼があれば仕事のついでに国内旅行もできるし各地の名物も食べられるオマケもついてきた。
結果として、僕はこのパラレルキャリア方式で、理想に近いライフスタイルを実現できたといえるだろう。
僕の場合は趣味全開な上にクリエイティブ心満載なので、かなり極端な例なのかもしれないが、皆さんの参考になれば幸いだ。

話は長くなったが、今回のSTEPをとおして「やりたいこと」や「やりたくないこと」を整理し、理想の人生を実現するための仕事条件とはどのようなものがあるかを考えて、リ・ライフへの第一歩としてほしい。

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