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アズーリのおじさんキエッリーニ。山あり谷ありのち、男泣きの大冒険【ShortLetter】

かつてはワールドカップ予選敗退の憂き目を味わった強豪イタリアが、欧州を53年ぶりに制し、UEFA EURO 2020は幕を下ろしました。

サッカーフリークにはおなじみの堅守「カテナチオ」で世界随一の戦歴を誇るイタリアですが、今大会はそのイメージを払拭する現代型のサッカーを見せました。

可変フォーメーション、ハイプレッシング、色男っぷりを駆使しながら、ボールを支配する最新版アズーリ。装いこそ新たですが、2006年に世界の頂を制した頃の勝負強さが戻ってきたようでした。

さて、タイトルにある通り、今大会が代表キャリアの最後と言われている36歳のジョルジュ・キエッリーニ。主将の大役を務めながら、その偉大なキャリアに花を飾る出色のプレーとメンタルを見せてくれました。

これまで気丈に最後尾からチームを鼓舞し続けてきたキエッリーニですが、授賞式ではさすがにこらえきれず、しみじみと感涙。ベテランDFが背負ってきた重圧が伺える場面だっただけに、見てるこちら側の目頭も熱くなりました。

おじさんって本当は強いんだぞ!

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