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夜に爪を切ると親不孝?

昔から言いますよね。「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」。
「社会」科学的には正しいようです。
もともとは「よづめは親の死に目に会えない」、といいました。
「よづめ」とは「夜詰め」つまり「夜勤」のことでした。
武士の社会では自分の親よりも、自分の主(あるじ)の方が大事でした。
主の命を守るための「夜勤」に入れば、たとえ親が重篤な状態であっても離れることができなかったのです。
明治時代になって「夜詰め」が「夜爪」になり、「夜、爪を切る」という意味になったので、「夜に爪を切ると親の死に目にあえない」という言葉になりました。
ナースステーションも以前は「詰所」でしたね。
現在の「夜詰め」は主ではなく患者の命を守る大事な仕事です。