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ドスケベマン

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ドスケベマンを分けました
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2017年5月の記事一覧

ドスケベマン(21)

南関東地区。
ここは、かつて輸送の基地としてにぎわった港湾地帯の人工島を中心に、関東地区以外の地域との交易や交渉を行う商業地帯が広がっている。
メタリックな巨大建築物や大規模な施設はそのままドスケベアーミーの武器や装備、加工食品や衣類まで様々な工業製品の生産拠点となっていた。
その生産に携わる人々は皆希望に満ち溢れた顔をしており、ドスケベアーミーたちも活気が溢れていた。
ドスケベがなく明るく清潔な

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ドスケベマン(20)

「――あ、そ」
緊急の報を持ってきたドスケベアーミーから内容を聞くと、マリリンはつまらなさそうにあごをしゃくった。
「あのババアが、ね」
報告したドスケベアーミーはその無関心さに戸惑っていた。
「――マリリン様」
マリリンの横にずっとたたずんでいたドスケベアーミーがマリリンに声をかけると、面倒くさそうに報告した兵のほうを向く。
「援軍は、ドスケベキングに許可を得てから送るわ。それまでは現地基地を防

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ドスケベマン(19)

前回のあらすじ圧倒的な力でアーマード倫理観と戦うドスケベマン。
その最中、アーマード倫理観の暴力は矛先を変えてユウキに向かった。

―――血泡を吐きながら、巨体はユウキに突進する。
とっさに後ろにのけぞると、その突きだされる拳は風を切ってユウキをかすめた。
「殺して、やる」
振り下ろされた拳とは別の手がユウキの頭を掴んだ。
先ほど見た光景と、そしてユウキの母と、ハルカと同様にそのまま大地に頭を叩き

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ドスケベマン(18)

前回のあらすじ

逃げ道を封鎖され絶体絶命のコウタロウとユウキ。
タカシがそれを切り開いたと思ったのもつかの間、アーマード倫理観がそれを阻む。
ついに死を覚悟したその瞬間現れたのは、ドスケベマンであった。

―――

「な」
男の名乗りに空気が凍る。
アーマード倫理観は目を見開いた。
「お前、いい女だなあ」
ドスケベマンと名乗る覆面の男はマスクから見える目を細めた。
「あと10年……いや5年したら

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