誰のための仕事なのか

今日怒られた話

会社では電柱申請業務のメイン担当として君臨しておりますが、電柱申請書作成等の実施マニュアルや運用マニュアルが誰のためのものか考えて仕事しろと怒られました。

今日怒られる経緯としては電柱申請業務がここ1年で大きく変わったことにあります。
大きく変わった点は、申請の提出が必要となる基準が変わったことで、申請件数が12倍に増加したことです。
それに伴って現地調査や申請書作成等各工程で関わる人が増え、マニュアルが整備されていないことや、更新されていないことが判明しました。
今までは、多少マニュアルが足りていなくても限られた人が業務を覚えていればよかったし、運用が変わっても手書きでマニュアルを修正したり、記録として残していなかったことが原因でこうしたことが起こってしまっていました。

誰のためのマニュアルか

人の入れ替わりが無く、ずっと同じ人がその業務に携わっているのであればマニュアルを作る必要はないが、当然人は入れ替わり新しい人が入れば教育をしなければならない。
そこで品質や業務スピードを落とさないようにするためにマニュアルが必要になってくる。
つまり、長い目で見た時に組織として品質や納期を落とさないためマニュアルは必要で、ひいてはお客様への納期短縮や品質向上のために必要になります。

「お客様のため」を乱用しちゃいけない

先ほどは「お客様のために」と書きましたが、これは使い方を間違えれば周りに迷惑をかけてしまう言葉でもあります。
例えば電柱申請の話で言えば、調査や作成速度が落ちている時に、自分のすべきことをせずにお客様のために残業してでも処理しなさいということも出来てしまいます。
当然、組織内のことでお客様に迷惑をかけることはいけないと、みんな残業してでもやってくれるとは思いますが、そこで自分がすべきことをしないで押し付けるための言葉にもなってしまうことがあります。

正しいことをやればみんな幸せ

問題は発生しない方がいいことだが、発生した際にどのように対処するかが大切だと思います。
先ほどの例で行くと、処理速度が落ちたことで一時的には残業をする必要が出てくるかもしれないが、マニュアルが無いことでその事象が起きているのであれば、自分はマニュアルを作ることをしなければいけません。
自分がすべきことは何かを正しく認識し、それが誰のための仕事であるのかを考えて仕事をすることは大切なことなんだと、今日考えさせられました。


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