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おうちに眠っている緑茶をおうちでほうじ茶に変身させて、ほうじ茶ラテを作ってみませんか。

ほうじ茶は緑茶を焙煎したもの

わたしもお茶屋さんに勤めるまでよくわかっていなかったのですが、ほうじ茶は緑茶を焙煎したものです。あまり上質ではない番茶やくき茶を高温で炒ることで、ブラウン(茶色)の、香ばしいかおりとさっぱりとした味わいが人気のお茶になります。
高温で焙煎するので、そんなに良いお茶でなくても大丈夫。いただいたけれども、飲まないうちに賞味期限が切れてしまったお茶や、少しずつ残ってしまったお茶など、カビ臭くなっていなければ、自宅でほうじ茶にしてみると楽しい!!おうちでお茶屋さん気分が味わえます!

ほうじ茶作りに用意するもの

緑茶
フライパンやホーロー鍋  (フライパンは油が染み込んでいないもの)
木べら
お茶缶

緑茶を焙煎してみよう

わたしはいつもホーロー鍋を使っていますので、ここではホーロー鍋で説明します。
①ホーロー鍋に材料の緑茶を入れます。
②ガスの火は中火くらいにします。
③ホーロー鍋は火から離し、鍋肌に緑茶がまんべんなく当たるよう水平に回します。
④木べらで混ぜながら、鍋を回し続けます。 (→お茶屋さんみたいな香りが立ち込めますよ)
⑤煙がもうもうとしてきて、緑茶が黄色から茶色に変わってきます。
⑥全体が茶色になったら、お茶缶に移し、すぐに蓋をして半日置きましょう。缶の中で蒸らされて、美味しさが増します。


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※焙煎するとお茶が膨らむので、量(かさ)が増えます。
※深蒸し茶を使うと粉が多いので、粉から焦げてきてしまいます。焙煎の前に茶漉しなどでふるうと良いでしょう。

ほうじ茶の淹れ方 (急須で)

ほうじ茶は量(かさ)が増えて軽くなっています。大さじに山盛りにして淹れても美味しいので、分量はお好みで。ざっくり説明で十分かなと思います。
ほうじ茶大さじ一杯を急須に入れ、熱々のお湯で40秒〜1分ほど待ったら大きな湯飲みに注いでください。

ほうじ茶ラテの作り方

牛乳150ml、ほうじ茶大さじ1杯、砂糖3g(なくてもいいです)
鍋 茶漉し スプーン あればフォーマー(ミルクを泡立てる器具)

①鍋でゆっくりミルクを温めてながら、ほうじ茶を大さじ1杯入れます。
②ほうじ茶が煮出されてくると、うっすらミルクに色が付いてきます。
③お砂糖を少し入れるとコクが増します。スプーンでかき混ぜてください。
④美味しそうなブラウン色になったら茶漉しで茶葉を濾しながらカップに注ぎます。
<おまけ> 温めたミルク少量をフォームして最後に乗っけると冷めにくく、見た目も美味しそう。

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ほかにもこんなこと

ほうじ茶はカフェインが少ないので、小さなお子さんにも、夜寝る前の飲み物としてもおすすめです。ほうじ茶を急須に「がさっ」と入れて、ポットのお湯でほうじ茶の山を「崩し」ながら淹れていく時の、音や湯気、香ばしいかおりがわたしは大好きです。

ほうじ茶ラテはソイラテにしても美味しいです。 

夏はフィルターインボトルで冷たいほうじ茶もおすすめです。ほうじ茶を熱々のお湯少量で30秒蒸らした後、冷水を注いで冷蔵庫で2時間。緑茶や麦茶とはまた違う味わいが楽しめます。

「焙烙」というほうじ茶を焙煎する道具があります

お茶だけでなく、ごまや銀杏も炒ったりできる土鍋の仲間です。
焙煎した材料を、持ち手の穴から出せるので、お茶缶に入れるときにはとても便利です。おうち時間が楽しくなりそうな道具ですよね。写真のものは常滑焼です。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。日本茶と自家焙煎珈琲豆小売り卸する会社で働き、日本茶インストラクターの資格を取りました。
日本茶や珈琲の楽しみ方、面白さを伝えたいです。まだまだ勉強中ですが、日々感じたことなども書いていければと思います。よろしくお願いします!






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亡父の詩集を改めて本にしてあげたいと思って色々やっています。楽しみながら、でも、私の活動が誰かの役に立つものでありたいと願って日々、奮闘しています。