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モチベーションを保つというコト。

趣味はルアーフィッシングです!

4年前に本格的に周りの友人達のススメもあって始めたルアー釣りという趣味は、
今では胸をコレが趣味だと張って言えるレベルになったと思う。

趣味は人生を豊かにするし幸せにしてくれる素晴らしいものだ。

僕は時間の許す限り、雨だろうが何だろうがフィールドに立ち(むしろ雨は最高)
出張で地方に行けば釣具屋を巡り珍しいルアーを探す。

自然の中での魚との駆け引きは脳内からアドレナリンが噴き出すほどに面白い。
相手が生き物だからなのだろう。

そこに生物特有のパターンこそあれど、確固たる正解はない。
この奥行きの深さがまさにドロ沼。

永遠に遊んでいられる気すらする。
釣りについてのモチベの高さは異常だと思う。

時には土砂降りの中1匹の魚を追い求めることも良くあること。


それに対してスキーはというと。

スキーは趣味というよりかは、もはや自分の一部になり過ぎているので
最早このうような脳汁が溢れ出るような感覚はない。

もちろん。
イメージしていた技がスパッと綺麗に決まったり
仲間とセッションしたり
最高のパウダーを滑ったりすれば楽しいは楽しいのだが

雪上の上に立っていたりパークを滑っているのが日常であり仕事になり過ぎているので、興奮極まって脳汁が爆発する事は簡単にはないのだ。(特に自分の事では尚更)

話は変わって、先日フリースキー界ではSNSインフルエンサー的な存在であり。
自分と同期のスロープスタイル&ハーフパイプ競技者の米谷君がTWITTERを使って「フリースキーで悩んでいる事」っというアンケートを取ったらしい。

現在は不動産王を目指し躍進中の米谷君

その回答の中には「練習のモチベーションが上がらない。」

といった回答が多く含まれていたとの事。

ちなみにアンケートの対象の99%は競技者ではなく
趣味として楽しんでいるであろう方々。

モチベーションが上がらない主な原因が怪我や上達のしなさ加減だという。

なるほど。
何となく分かるような気もする。

でもね、ここで一旦冷静に考えてみてもらいたい。

フリースキーの場合、技の取得を一つのレベルアップだと定義づけよう。

何を持ってして技の取得かっという話は長くなるので一旦置いておく。

フリースキースタートしたばかりの状態は難易度の低いトリックから覚えていくのが一般的であり、個人差は多少あれど一般的な滑走スキルが伴っている人であればスクール等を利用する事で1日で複数個のトリックが出来るようになるケースが多い。

たった1日でガンガンレベルアップするのだから
成長曲線も右肩にギュンっと上がる感じで
この時のモチベーションは相当高くなるのではないだろうか。

ところがだ、フェーズがどんどん進んでいくと取得すべき技の難易度が高くなり
求められる技術も一朝一夕ではどうにもならない事が多くなる。

まさに、にゃんこ大戦争のレベルアップと同じように1つレベルを上げるのに必要なXPが倍々で増えていくのと同じイメージになる。

レベル1から2では9,800でよかったXPがレベル20に上げるためには1,027,000が必要に・・・


高難度のトリックになればなるほど、取得までに必要なトレーニング期間というのは長くなっていくのは、おそらくフリースキーに限りらず技術の取得っという点では当たり前の出来事で、競技特性上怪我のリスクも上がっていく。

このレベルアップをしない、成長を感じられない、怪我をするなど

ある種の停滞感などを覚える期間が必ずあるはずなのだ。

モチベーションが下がってしまっているほとんどの人は
そんな当たり前の事を多くの人は忘れてしまっているのではないだろうか。

もちろん時間ばかりかけて適切なトレーニングができていない場合、にゃんこ大戦争で言うところのXPが実は全く溜まっていないっという事例もあるとは思うのだが。
これについては、今はレッスンとかもオンラインでもある時代なので不安な人は利用してみるのが吉かなと。


僕の大好きなお店のひとつであるタックルベリーでは、陽気なBGMにのせてDJがいつもちょっと小粋な一言を添えてくる。


釣り人であればこの看板に興奮を覚えない人はいないはず!?


そこでDJに言われたこんな言葉を思い出した。

中国の古い諺の中で
「永遠に幸せになりたくば、釣りを覚えろ」
っという言葉がある。

その時は、あー確かに釣りは面白いし永遠に幸せになれるよね。
っと軽く流していたのだが

よくよく考えると深い意味がある事に気がつく。

自分が主にターゲットしているブラックバス釣りだが。

基本的に釣れない。下手なだけかもしれないが・・・


1日やって1匹釣れれば大満足!
朝から夕方までやってもボウズなんてことも日常茶飯事。
根がかりで失ったルアーの総額は考えるだけでも足が震える。

さらに、釣りしていると魚を釣っていない時間の方が圧倒的に長いのだ。

完全にドMの領域展開。


先の諺に戻ると、

「釣れない時間すらも楽しめるようになれば、永遠に幸せになれるよ」


何の手がかりもなくボウズで終わる。
根がかりで数千円のルアーを何個もロストする。
盛大なバックラッシュでリールが使用不能になる。
落水して竿が折れる。

こういうことが釣りをしていると必ずある。

フリースキーだって振り返ってみれば

金も時間もかかるのに
1日練習して何の上達のきっかけもなく終わることもしょっちゅうあったし
道具が壊れることもある。
時には自分の体が壊れることもあるのだが。

なかなかレベルアップできない、上手くいかない

その時間すらも愛せよ

と。

そういう心構えや余裕こそモチベーションを保つのに大切なんだよと。
つまりこういう事なんじゃないかと。

釣れない時も楽しめる僕にとっての釣りのような何かがフリースキーであってもらえたら嬉しい。

成長しない時にも上手くいかない時にも、成長しない自分をも楽しめる。
寛大な心がモチベーションを保つ方法なのではないだろうか。

おわり。


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