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『やめないよ』

10年以上ぶりに三浦知良さん(カズ)の
『やめないよ』(新潮新書)を読みました。

この本はカズが5年間(39歳〜43歳)、
日経新聞朝刊に連載していた
『サッカー人として』という記事を
まとめたものです。

当時も連載を読んでいたのですが、
ちょうど自分もカズが記事を連載していた
年齢になったので、久しぶりに読み返しました。

何点か自分に響いた箇所をご紹介。

ひょっとすると、今はバランスを気にしすぎているのかもしれない。ボールをよこせ、オレが切りひらくんだ、という20代のころの気持ち。時にはそんなやんちゃな部分をちょっぴりのぞかせてみようか。

『やめないよ』より

仕事である程度の経験や場数を踏んでいき
ポジションが上がっていくと、
何となくの経験則やバランス感覚で
キレイにまとめようとしていた自分がいました。

その時の自分のアウトプットも
及第点ではあったが納得いかず、
本来の自分の型を
忘れていたことに気づきました。

本来はバリバリのインファイターのはずのに、
華麗にかわすアウトボクサーのような技巧派を
気取っていたのかもしれません。

40代になり、
僕自身も本来の自分の型をもう一度
見つめ直す機会があったので、
サッカー選手だけでなく
ビジネスパーソンにも共感があると思います。

学ばない者は人のせいにする。学びつつある者は自分のせいにする。学ぶということを知っている者は誰のせいにもしない。僕は学び続ける人間でいたい。

『やめないよ』より

僕は現在の流行りの「リスキリング」という言葉に
違和感をものすごく感じます。

現在進行形で学び続けていきたいと思ってますし、
他責には絶対したくない。

多少の犠牲はあるかもしれませんが、
時間(機会)は自ら創り出せるし、
学ぶために関係者(家族等)を説得することも
大切な学びだと思います。

恥じない生き様をしたいので、
「リスキリング」などと安易な言葉を
政府にも使ってほしくないと思ってます。

ブラジルや欧州の選手・チームの違いなど
組織編成に関連する話題も多いので、
経営者には一度読んでもらいたいと思います。

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