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治療以外の方法で癒す方法はないか

こんにちわ。
今日は、ずっと興味を抱いていた、アロマの講座を受講していました。アロマといってもただのアロマではなく、「がんケアとアロマテラピー」。
今の職場で働くようになり、死期が近くなる方に対して治療し続ける意義が分からなくなり、治療以外の方法で何かいい方法はないかと思いこちらの講座に出会いました。

色々と遠回りしてやっと出会ったという感じです。もっと早く出会いたかったーと思うけどきっと今のタイミングにも大きく意味があると思います。

まだまだ知らないことの方が多い、枠を広げてみるとこんなにも多くの方法があるということ、そして、諸外国でもやっぱり西洋医学での医療提供が主流、自然療法や補完療法がなかなか理解してもらえない色んな問題があるのだとなりました。

今日講義を提供して下さった講師の方が、ヨーロッパの地中海にあるマルタ共和国の先生。その方が仰っていたアメリカでの911を通して、人を助けるために活躍していた方への精神、身体を癒すためのアロマーテラピー、社会貢献のためのアロマテラピーで大きく概念が変わったとお話されていました。それを気に、終末期にあるガン患者さんの方へ、色んな医療従事者と連携を取りながらアロマを提供するようになったそうです。

患者さんの症状に合わせてアロマオイルをブレンドし、アロマスティックにしたり、トリートメントを作成しリフレクソロジー、子供の好きな安心できる香りの粘土や身体に塗るバームを作成。

それらの効果もあり、患者さんは夜間眠れるようになったり、食べれなかったご飯を食べれるようになったり、かんしゃくの頻度が低下、皮膚炎が軽減したりと、多くの症状緩和を図ることができたそうです。そしてその香りがアンカーとなり、その香りがあるだけで安心できたり、元気になったり、かゆみが収まったりと、精神的な安定にも大きく繋がったようです。

そして何より一番大切なことはその方一人一人の個別性に合わせること、社会背景を知る事、その中で一人一人にあった精油のブランドを多職種と連携を取りながら行っているそうです。特に子供は病気をしたことで不安定、安心できる場所がなくなっている状態。だからこそ、必要なことをする前にまずは安心できる環境を整えていくことが大切で、子供の好きな香りを聴いて一番安心できる香りをブレンドし、ママにも協力してもらって、それを安心できる香り、ものだということ認識してから本格的な補完療法を提供しているとのことでした。

私自身アロマの知識はまだ全然ない状態です。そして、今回の講義を受けて、やっぱりこういうことを必要としている人は、知らないだけでたくさんいるのだろうと改めて核心しました。私自身、ハーブとはちみつを用いて、ガン末期の方に香りで安心できるようにケアを提供しました。もちろん、痛み止めも併用しながら。しかし痛み止めでは効果が得られなかった効果を得ることができたことも覚えています。なかなか深く入眠できないことが続いていたのですが、それを提供した時に、入居してから一番深く入眠されていました。
病気になるとなかなか5感を満たすことができない。痛み、押し寄せてくる死への恐怖心、身体の倦怠感など多くの症状。だけど、アロマやハーブなどを用いて、その人の個々にあった方法で、5感を満たす。そうすることで、薬では得られなかった色んな効果が得られるのだと、今回の講義を受け、改めて再認識。私自身、「治療以外で癒す方法はないか。」とずっと模索し、こういうことを提供したいということが漠然としていたことが、ようやく具体的になりつつあります。まだまだこれからですが小さなことでもいいからこつこつ今できることを積み上げていきます。

素敵な日曜日の夜をお過ごしください。