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アソビル「バンクシー展 天才か反逆者か」ほか

2020.03.17-23 訪問

ぼちぼち開館し始めるミュージアムが増えてきたな…と思っていた矢先の外出自粛要請でした…。今日は変わり種?を3つ紹介します。

第五福竜丸展示館

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江東区の夢の島公園の中にあるミュージアムです。その名の通り、ビキニ環礁の水爆実験で被曝した第五福竜丸を展示しています。ミュージアム全体では、戦後に行われた核実験による被害についてを扱っています。紆余曲折あって偶然入ることになったのですが、慎ましく公園の中にあって入場無料の割に館内は綺麗で、きちんと保存していこうという気持ちが伝わってきました。第五福竜丸って意外と大きいんですね、ていうかマグロ漁船だったんですね。船員が被曝しただけでなく、マグロが汚染されてしばらく日本の食卓に並ばなかったんですね。知らなかったことがたくさんありました。第五福竜丸、水爆、ビキニ環礁、というキーワードとしてしか知らなかった歴史上の出来事ですが、実物を見ることによって、確かに過去に起こったこととして実感できたと思います。

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第五福竜丸展示館
開館時間: 9:30〜16:00
休館日: 月曜日
 ※月曜が祝日のときは開館し火曜休館
観覧料: 無料

加島美術「琳派展ーひきつがれる装飾と簡素の美ー」

ミュージアムではありません。加島美術という美術商が行なっている展示になります。俵屋宗達などで有名な琳派の、絵画や道具がその価格とともに展示されています。しかもガラスケースなし!ミュージアムでは絶対やらせてもらえないような距離まで近づいて見ることができます。そりゃ商品ですから、しかもかなーり大きな買い物になります、ガラス越しでは買うかどうか決められませんからね。本当に、紙の質感とか顔料の具合とかがよくわかりました。とはいえ、そこはミュージアムではなくお店。私が見ているときにちょうど有力なお客さんが来ていたらしく、加島美術の人が売り込みをしていました。楽しかったのですが、やはりそこは私の好きなミュージアムという場ではないということが肌で感じられ、長居してもっとじっくり見るということはできませんでした(しないほうがいいんでしょうけど)。

加島美術「琳派展ーひきつがれる装飾と簡素の美ー」
会期: 2020年3月20日(金)~3月29日(日)(終了)
開館時間: 10:00~18:00
休館日: なし
観覧料: 無料

アソビル「バンクシー展」

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リアル脱出ゲームなどもできる横浜の商業施設?で行われている展示です。未だに正体が謎に包まれているアーティストの展示をどのようにするのか気になり、せっかく時間もあるので訪れてみました。バンクシーの作品というと私は、ストリートの落書きと、あと落札直後にシュレッダーにかけられたというあれしか知らなかったのですが、実際は版画など作品形態は多岐にわたっていて、しかも同じ作品がたくさんあるんですね、驚きました。どの作品も皮肉が効いていて素敵。音声ガイドがスマホのアプリまたはブラウザから無料で聴けるのですが、それがなくても何を言いたいのかはわかります(ちなみに音声の内容は、音声ガイドを聞くページに全てテキスト化されて載っています)。展示の方法や内容は普通に正体の知られているアーティストと同じくらいしっかりしていたと思います。

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アソビル「バンクシー展 天才か反逆者か」
会期: 2020年3月15日(日)~9月27日(日)
 ※3月28日〜30日休館
開館時間: 10:00〜20:30(最終入場20:00)
休館日: なし
観覧料: 日時指定チケット・平日の場合
 大人 1800円
 大・専・高 1600円
 中学生以下 1200円
 ※未就学児入場無料
 ※その他の券種については公式サイト(以下のリンク)をご覧ください

しばらく自由に外出するのが難しそうなのが悲しいです…でも、むやみに行ってもらってくる/うつすのも嫌ですからね、我慢しないと。

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